ワインの聖書

葡萄酒という神の雫への巡礼。家の飲みホームワイン。孤高のワインを届けます。

コノスル・ゲヴュルツトラミネール・ビシクレタ・レゼルバ〜南米最高峰アコンカグアの千円以下ワイン

コノスル・ゲヴュルツトラミネール

  • 生産者(ドメーヌ):ヴィーニャ・コノスル
  • 国:チリ
  • 生産地(テロワール):ビオビオ・ヴァレー
  • 年代(ヴィンテージ):2022年
  • 品種:ゲヴュルツトラミネール100 %
  • 栓:スクリューキャップ
  • 熟成:ステンレスタンクで5ヶ月熟成
  • アルコール度数:12.5%
  • 飲み頃の温度:6℃~10℃
  • 楽天価格:794円(店舗:880円)

日本国内で一番売れているゲヴュルツトラミネール。ソムリエやワイン通のなかでファンが多い。コノスルのシリーズではカベルネ、シャルドネ、ピノ・ノワールに次いで4番目に売れている。この世に存在する千円以下のワインで最高峰の名酒。南米最高峰アコンカグアのワイン

生産者(ドメーヌ)

ヴィーニャ・コノスル

1993年設立のヴィーニャ・コノスル。「南の円錐」の意味。ラベルの自転車はコノスルで働く従業員たちが広い葡萄畑の中を動き回るときの移動手段。自動車の排気ガスを出さないため、農夫さんたちは自転車を漕ぎながら美味しいワインをつくっている。ゲヴュルツトラミネールの葡萄はすべて手摘みで収穫している。

生産地(テロワール)

ビオビオ・ヴァレー

世界最南端のワイン生産地のひとつであるビオビオ・ヴァレー。葡萄が熟す過程で最も気温が低く、チリでも数少ない灌漑を必要としない場所。赤土を多く含む土壌はフレッシュさとミネラルの特徴があり、リースリングやゲヴュルツトラミネールなど、アロマティックな白ワインに理想的なテロワール。

葡萄品種(セパージュ)

ゲヴュルツトラミネールは果皮が薄いピンク色をした白ワイン用の葡萄品種。「ゲヴュルツ」はドイツ語で「スパイス」、「トラミネール」は「トラミナー」という北イタリア原産の葡萄品種の名前が起源。アロマティックでありながらスパイシーな味わい。ゲヴュルツトラミネールはフランス・アルザス地方を中心に、ドイツやオーストリア、イタリアで栽培される。インドんスパイスカレーや麻婆豆腐などスパイシー系の料理と合う。

エチケット

コノスル・ゲヴュルツトラミネール

左がゲヴュルツ、右がピノ・ノワール

エチケットはピノ・ノワールと同じく紫のカラー。

コノスル・ゲヴュルツトラミネール

スクリューキャップにはコノスルのロゴ。かっこいい。

味わい

コノスル・ゲヴュルツトラミネール

シャープでドライな辛口なのに、まろやかさがある。酸味が少ないので違和感があるかもしれないが、飲み進めていくうちに美味しさが増す。リピート確定の美味しさ。料理いらずの逸品。ブラインド・テイスティングの日本代表・大倉野泰造さんは氷で割って愛飲する。ワイングラスは通常の白ワイン用がおすすめ。

料理とのマリアージュ

コノスル・ゲヴュルツトラミネール

  • 麻婆豆腐:◎
  • スモークタン:⚪︎
  • 和風ハンバーグ:⚪︎
  • カキフライ:△
  • ヒレカツ:△
  • カマンベールチーズ:△
  • サラミ:△

公式のおすすめは麻婆豆腐とタンドリーチキン。次にソーセージ、エスカルゴ、ブルゴーニュ風の酢豚、チキンカレー。最高のマリアージュはファミリーマートで買える麻婆豆腐。そんなに辛くないやつ。辛口だったワインが蜂蜜のようなまろやかさと甘さに変わる。それまで激しいロックだった歌が急にバラードに転調するB'z 『Calling』のマリアージュ。言葉より早く分かり合える。

コノスル・ゲヴュルツトラミネール

他に合うのはスモークタン。互いに干渉せず、さっぱりする。和風ハンバーグも美味しい。△のものは特に可もなく不可もなし。基本的に、あらゆる料理に合うフードフレンドリーな白ワイン。

神の雫・ソムリエ評価

ブラインド・テイスティングの日本代表・大倉野泰造さん。プライベートでも愛飲しているだけあり、葡萄品種、産地、年代、価格、ワイン名もパーフェクト。他の2人は4,500円の値段をつけた。

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