
- 生産者(ドメーヌ):ヴィーニャ・コノスル
- 国:チリ
- 生産地(テロワール):ビオビオ・ヴァレー
- 年代(ヴィンテージ):2022年
- 品種:ゲヴュルツトラミネール100 %
- 栓:スクリューキャップ
- 熟成:ステンレスタンクで5ヶ月熟成
- アルコール度数:12.5%
- 飲み頃の温度:6℃~10℃
- 楽天価格:794円(店舗:880円)
日本国内で最も売れているゲヴュルツトラミネール。ワイン通やソムリエたちからも熱い支持を受ける一本。コノスルのラインナップの中でも、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、ピノ・ノワールに次ぐ人気を誇り、「知る人ぞ知る」存在。
千円以下とは思えない完成度。華やかでスパイシー、ライチや白い花のアロマが広がり、南米最高峰アコンカグアの大地が育んだ奥深い味わいを感じる。ゲヴュルツトラミネールの魅力をこの価格帯で実現したコノスルの手腕に、ただただ驚かされる。

飲みやすいハーフボトルもある。
味わい

鋭く研ぎ澄まされたドライな辛口のアタックが舌を走る。その後に訪れるのは、まろやかさ。冷たい刃の裏側に隠されたベルベットのような口当たり。
酸味は控えめ。最初はそのバランスに違和感を覚えるかもしれないが、飲み進めるうちに、奥深い旨味がゆっくりと開花し、気づけばグラスを傾ける手が止まらない。
夜明けの静寂から徐々に世界が色づいていくように、このワインの美しさが時間とともに鮮明になっていく。料理いらずの逸品。ブラインド・テイスティングの日本代表・大倉野泰造さんは氷で割って愛飲する。リピート確定の魔法の一杯。
料理とのマリアージュ

- 麻婆豆腐:◎
- アラビアータ:◎
- チキンカレー:⚪︎
- スモークタン:⚪︎
- 和風ハンバーグ:⚪︎
- ソーセージ:△
- カキフライ:△
- ヒレカツ:△
- カマンベールチーズ:△
- サラミ:△
公式が推奨するペアリングは、麻婆豆腐、タンドリーチキン、そしてソーセージやエスカルゴ、さらにはブルゴーニュ風の酢豚やチキンカレー。
最高のマリアージュを求めるなら、ファミリーマートの麻婆豆腐が最適解。舌を焼くほど辛すぎない深みのある味わい。ワインと合わせた瞬間、辛口だったはずのワインが、黄金色の蜜のようにまろやかに変貌する。
スパイスの刺激が優しく包み込まれ、芳醇な甘さが広がる激しいロックナンバーが、一瞬で壮大なバラードへと転調するB’z『Calling』のマリアージュ。言葉より早く分かり合える。

もうひとつ最高の相棒がアラビアータ。トマトの酸味、唐辛子のピリッとした刺激が、コノスル・ゲヴュルツトラミネールの魅力を最大限に引き出す。ワインのアロマにトマトのフレッシュな甘みが溶け込み、スパイスの余韻が舌に心地よく広がる。
1000円以下のワインが、シンガポール・スリングに変貌する。南国のカクテルのように、果実の華やかさが際立ち、辛口の輪郭がほどよく和らぐ。まるでオリエンタルな夜に吹く潮風のような、エキゾチックで心躍る味わい。 トマトとスパイス、ワインが織りなす官能のシンフォニーが始まる。

公式おすすめのチキンカレーもコノスル・ゲヴュルツトラミネールと相性良し。かなり辛いカレーとの相性が良さそう。
公式のおすすめに名を連ねるチキンカレーも、コノスル・ゲヴュルツトラミネールとの相性は抜群。スパイスの香りが立ち昇る熱々のカレーに、ワインの持つライチやシトラスのアロマが融合し、スパイス・マーケットを歩いている感覚に包まれる。
灼熱の砂漠を旅する途中、オアシスで飲む冷えたカクテルのような安堵感。

他に合うのはスモークタン。互いに干渉せず、さっぱりする。和風ハンバーグも美味しい。△のものは特に可もなく不可もなし。

基本的に、あらゆる料理に合うフードフレンドリーな白ワイン。
おすすめワイングラス

コノスル・ゲヴュルツトラミネールは、白ワインの持つ軽やかさに、スパイスの刺激を秘めた一本。グラス選びに神経質になる必要はない。あえて勧めるなら、小ぶりの白ワイングラス。
すっと引き締まる飲み口が、ゲヴュルツトラミネール特有の華やかな香りを際立たせ、スパイシーな余韻をより鮮明に感じさせる。ワインのアロマが静かに舞い上がり、グラスの中で余韻が優雅に渦を巻く—その一瞬の煌めきを味わえる。
生産者(ドメーヌ)

1993年に設立された ヴィーニャ・コノスル。その名は 「南の円錐」を意味し、南米チリの豊かな大地と太陽の恵みを受けたワインづくりを象徴している。
ラベルに描かれた自転車 は、コノスルで働く従業員たちの象徴。広大な葡萄畑を自転車で移動し、環境に優しいワインづくりを実践している。排気ガスを出さず、自然と共存しながら「美味しいワインを造ることが地球にも優しくあるべきだ」 という理念を貫いている。
ゲヴュルツトラミネール の葡萄は、すべて手摘みによって収穫される。機械ではなく、人の手によって選び抜かれた葡萄だけが、この華やかな香りとスパイシーな余韻を持つワインへと姿を変える。サステナブルなワイン造りと品質。その両輪が回るたびに、コノスルのワインは 「地球と人をつなぐ一杯」 となる。
生産地(テロワール)

世界最南端のワイン生産地のひとつであるビオビオ・ヴァレー。葡萄が熟す過程で最も気温が低く、チリでも数少ない灌漑を必要としない場所。赤土を多く含む土壌はフレッシュさとミネラルの特徴があり、リースリングやゲヴュルツトラミネールなど、アロマティックな白ワインに理想的なテロワール。
葡萄品種(セパージュ)

ゲヴュルツトラミネールは果皮が薄いピンク色をした白ワイン用の葡萄品種。「ゲヴュルツ」はドイツ語で《スパイス》、「トラミネール」はイタリアにあるトラミン村から来た名前。北イタリア原産の葡萄品種の名前が起源。ライチの香りが特徴。アロマティックでありながらスパイシーな味わい。
ゲヴュルツトラミネールはフランス・アルザス地方を中心に、ドイツやオーストリア、イタリアで栽培される。インドのスパイスカレーや麻婆豆腐などスパイシー系の料理、生ハムと合う。基本的には特徴的な香りを活かすために樽熟成はしないが、コノスルはあえてステンレスタンクで熟成させている。
神の雫・ソムリエ評価
ブラインド・テイスティングの日本代表・大倉野泰造さん。プライベートでも愛飲しているだけあり、葡萄品種、産地、年代、価格、ワイン名もパーフェクト。他の2人は4,500円の値段をつけた。
参宮橋にあるイタリアン『レガーロ』のオーナー小倉知巳さんも2千円以下で買えるワインのおすすめは、コノスル・ゲヴュルツトラミネール一択と断言している。
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