
- 生産者(ドメーヌ):サン・ジョヴィアン
- 国:フランス
- 生産地(テロワール):ボルドー
- 年代(ヴィンテージ):2022年
- 品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン
- 栓:スクリューキャップ
- アルコール度数:13.0%
- 飲み頃の温度:16~18度
- 合う料理:トマトパスタ、鶏の唐揚げ
- 販売価格:税込987円
まいばすけっとで買える格安ボルドー赤ワイン。千円以下なのに、食卓やパーティーが華やかになる。
味わい
口に含むと、若々しい果実がはじけ、酸とタンニンが勢いよく立ち上がる。だが、時が経てば変わる。すべての角が丸くなり、波打っていた音が凪ぐ。
果実も酸も、長旅を終えた兵士たちのように、静かに杯に宿る。強さをひけらかさず、自分の居場所を心得ている。誰かの“今日”を照らすための赤である。
料理とのマリアージュ

公式のおすすめは、テリーヌ、肉料理。
相性が良いのはトマトと青葉のツナ缶パスタ。さりげない酸味と旨味が、ワインと踊る。互いの良さを消さずに喉を流れていく。

カマンベールチーズは、ワインに触れた瞬間、チーズの輪郭が崩れ、ダリの《記憶の固執》のごとく、風味がとろけていく。残ったのは、赤の余韻。静かなる余韻。
カルパスは戦。肉と酒、どちらも自分を譲らずぶつかり合う。だが最後に勝つのは、ワイン。江戸の喧嘩酒。舌の中の血気盛んな美学。

ローストビーフは、タレはNG。赤ワインと合わせると肉の臭みが出てしまう。塩胡椒で食べるのがおすすめ。

チキンカレーは、クセとクセの共存。互いに喧嘩しないが、支配もしない。そんな夕食を愉しむのも悪くない。チキンカツより、まいばすけっとに売っている唐揚げのほうが合う。
おすすめワイングラス

ワイングラスにこだわるなら、高身長のグラスが最適。ボルドーの赤ワインは香りが非常に強いため、容量が大きいほうが香りが優しく広がり、柔らかく立ち込める。ボルドーワインの強いタンニンを空気に触れさせ、縦にストレートに流し込むことで、渋味をやわらげる効果もある。鼻までの距離が短いグラスでは、香りのクセが強すぎて圧倒されてしまうこともある。
葡萄品種(セパージュ)

メルロー、カベルネ・ソーヴィニョンのボルドーブレンド。比率は非公開。メルローが最初に記載されていることから最も多いと思われる。タンニンが少なく果実感が強く、まろやか。AOCボルドーなので一つの畑ではなく広域の畑の葡萄をアッサンブラージュ(ブレンド)している。
メルローは「鉄棒したあとの手の匂い」と表現するテイスターがいるほど鉄っぽく、シャトー・ペトリュス、 シャトー・ル・パンなど超高額ワインはメルロー100%が多い。
フランスのボルドー地方原産の「カベルネ・フラン」とボルドー地方の土着品種である「マドレーヌ・ノワール・デ・シャラント」の交配種と考えられ、ツグミ(フランス語でメルル)の大好物なのでメルローという名前になった。
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