ワインの聖書

葡萄酒という神の雫への巡礼。家の飲みホームワイン。孤高のワインを届けます。

イエローテイル・シラーズ〜オーストラリアの魂

イエローテイル・シラーズ

  • 生産者(ドメーヌ):カセラ・ファミリー・ブランズ
  • 国:オーストラリア(ニューサウスウェールズ州)
  • 生産地(テロワール):グリフィス近郊
  • 年代(ヴィンテージ):2022年
  • 品種:シラーズ
  • 栓:スクリューキャップ
  • アルコール度数:13.5%
  • 飲み頃の温度:8~14℃
  • 楽天価格:858円

オーストラリアを代表するイエローテイル、オーストラリアを代表するシラーズ。エチケット(ラベル)のイエローが鮮やか。1000円以下で本場オーストラリアのシラーズが堪能できる。コンビニでも売っている店がある。

生産者(ドメーヌ)

イエローテイル・シャルドネ,カセラ・ファミリー・ブランズ

イタリアから1969年に移住したジョン・カセラ氏の両親がシドニーから西へ約400キロのグリフィス近郊に設立したワイナリー。2001年にアメリカで発売したイエローテイルは輸入ワイン全米NO.1の売上記録を樹立。生産数は驚異の年間10億本を誇る。ジェイコブス・クリークと並んでオーストラリアを牽引するワイン企業。

生産地(テロワール)

イエローテイル・シャルドネ

オーストラリア南東のニューサウスウェールズ州はオーストラリアワイン発祥の地。首都キャンベラやシドニーがある地域。赤ワインのシラーズや白ワインのセミヨンの栽培が盛ん。16の地域にわかれ、グリフィスがあるリベリナは州で最も大きなワインの生産地。1912年からワインを造り始め、赤土の上にブドウの木が植えてある。

葡萄品種(セパージュ)

シラーは元々フランスのコート・デュ・ローヌ地方の葡萄品種。色が濃くスパイシーでフルボディ。飲みごたえのあるワインに仕上がる。ローヌ地方のシラーはエレガンス、オーストラリアではシラーズと呼ばれ、スパイスと渾然一体となった黒い果実が織りなす東洋的なハーモニー。オーストラリアでは赤ワイン葡萄の40%も占める。オーストラリアワインの父と呼ばれるスコットランド人のジェームズ・バズビーがシドニーに持ち込み南オーストラリア州に広まった。当時は「エルミタージュ」と呼ばれた。1980年代以降、フードフレンドリーのワインが重宝されるようになったことで世界中で人気を博した。

おすすめワイングラス

イエローテイル・シラーズ〜オーストラリアの魂

フルボディでスパイシーなので、大ぶりのワイングラスがおすすめ。

料理とのマリアージュ

料理とのマリアージュ

  • パエリア:○
  • 日本カレー:○
  • タイカレー:○
  • 焼肉(プルコギ):○

公式(輸入元のサッポロビール)のおすすめは赤身の刺身、パスタ、焼肉、エスニック料理。フードフレンドリーでクリーミーなスープパスタとも合う。

ソムリエ評価

綺麗なルビー色、葡萄果実の香りが特徴的。シラーズにしては葡萄の凝縮感が濃すぎず、口に含んでいるときはフルーティ、喉を通したときにスパイシーさが来る。オージービーフに合わせてBBQに持っていきたいワイン。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

イエローテイル シラーズ 750ml
価格:858円(税込、送料別) (2024/12/4時点)

その他のイエローテイル・ワイン

その他のシラーズのワイン

リバリス・ホワイト(ブランコ)

リバリス・ブランコ

  • 生産者(ドメーヌ):マエティエラ
  • 国:スペイン
  • 生産地(テロワール):リオハ州カラオラ
  • 年代(ヴィンテージ):2021年
  • 品種:モスカテル・デ・グラノ・メヌード、ビウラ、マルバジア
  • 栓:コルク
  • 熟成:2ヶ月間シュール・リー
  • アルコール度数:12%
  • 飲み頃の温度:記載なし
  • 販売価格:税込2,400円

『神の雫』でロゼワインが登場したリバリスの白ワイン。衝撃の南国感と美味しさ。ハワイにワープできる。2000円台で買えるのが素晴らしい名酒。

生産者(ドメーヌ)

リバリス・ブランコ

画像引用:マエティエラ・ワイナリー

マエティエラ・ワイナリーはリオハ東部のカラオラで白ワインを専門に扱うワイナリー。ロゼワインも造っている。1999年、小粒のマスカットを使って甘口ワイン「メランテ」と「リバリス」を造っている。

生産地(テロワール)

バジェス・デ・サダシア

リオハはスペインの北東部に位置する最高峰のワイン産地。マエティエラ・ワイナリーの畑は1999年に植えられた葡萄畑。平均樹齢25年の木から採れる葡萄を使い、8月第3週の夜に収穫する。リバリス・ブランコの熟成は2ヶ月間シュール・リー。シュール・リーとは、発酵が終わったタイミングで澱をタンクの底に残しておき、澱と一緒に熟成させておく製造手法。ワインに旨味が溶け出し、爽やかな飲み心地になる。

葡萄品種(セパージュ)

どれも聞き慣れない葡萄品種。3種類をアッサンブラージュ(ブレンド)している。

モスカテル・デ・グラノ・メヌード

発芽が早く、石灰質土壌を好む葡萄品種。地中海東部が起源の品種で、スペインのアンダルシアやナバーラを中心に栽培される。甘口ワインに使われることが多く、アロマ、アルコール度数、酸度が高いワインになる。

ビウラ

ビウラ(Viura)はカタルーニャ州で別名「マカベオ(Macabeo)」。主にスペインのリオハ、アラゴン、ナバーラやフランスのラングドック・ルーション地域で栽培され、主にスペインのスパークリングであるカバ(cava)に使用される。スペイン国内では白ブドウの栽培量で2位。熟成度合いや産地によって味わいの特徴が異なるが、一般的にはフルーティーで程よい酸味、グレープフルーツのような柑橘系の苦味がある。よく熟成をさせることで、フローラルなアロマが際立った芳香性のワインになり、逆に早めに収穫するとミネラル感のある爽やかなワインになる。オーク樽とも相性が良く、黄金色の輝きとシャルドネのような厚みのある味わいとなる。

マルバジア

スペイン、ポルトガル、クロアチア、スロヴェニア、イタリアなどで栽培されている白ブドウ品種。スペインではマルバジアと呼ばれるが、各地で様々な呼び名がある。香り豊かなワインが造られる。

エチケット

おしゃれでトロピカルなエチケット。他の気取ったワインとは一線を画し親しみやすい。100点に近いデザイン。

リバリス・ブランコ

キャップやコルクにも「LIBALIS」が刻字されている。

リバリス・ブランコ

味わい

リバリス・ブランコ

トロピカル。南国感満載。宮崎や沖縄、グアムでもなくハワイの朝。この味が忘れられない移動祝祭日。ポカリスウェットのCMとディーン『瞳そらさないで』が流れてくる。

おすすめのワイングラス

リバリス・ブランコ

真ん中の白ワイングラスがおすすめ

通常の白ワイングラスが爽やかでおすすめ。

料理とのマリアージュ

リバリス・ブランコ

  • エビとタコとブロッコリーのオリーブオイル炒め:⚪︎
  • フライドポテト:⚪︎
  • 麺つゆの和風パスタ:⚪︎
  • ベーコンのポテトサラダ:△
  • グラナ・パダーノ:△
  • 生ハム:△

だいたいの料理には合う。ただしワインのポテンシャルが高いので、単体で飲むのが一番おいしい。

リバリス・ブランコ

マクドナルドのポテトと合わせたら南国感が増す。意外な組み合わせかもしれないが、麺つゆの和風パスタと合うので試してみてほしい。

神の雫・ソムリエ評価

無し。リバリス・ブランコを知らないのは本当にもったいない。ブラインド・テイスティングのチャンネルに視聴者提供ワインとして送りたいところ。リバリス・ロゼは神の雫に出てくるのでチェックしてみてください。

甲州テロワール・セレクション 祝

甲州テロワール・セレクション 祝

  • 生産者(ドメーヌ):勝沼醸造
  • 生産地(テロワール):山梨県・勝沼
  • 品種:甲州(100%)
  • 熟成:ステンレスタンク9カ月熟成
  • 栓:コルク
  • アルコール度数:11.5%
  • 飲み頃の温度:8~10℃
  • 楽天価格:2,299円

日本におけるブドウ栽培とワイン醸造の発祥地・勝沼の祝地区で造られた白ワイン。富士山の火山灰質の土壌で造られ仄かな苦味、甲州の澄んだ水のような透明感とキリッとした酸。葡萄品種も「甲州」と日本のブドウ。世界に誇るメイド・イン・ジャパン。

生産地(テロワール)

生産は標高400mに位置する山梨県の勝沼の祝地区。日本ワイン発祥の地でもあり、土壌は黄色がかった富士山の火山灰質土壌で、水はけが良く深い根を張るため葡萄づくりに適している。甲府盆地の東側に位置し、日照時間が長く、日本の中では降水量も少なく、昼と夜の気温の落差も大きいため、白桃などの糖度が高いフルーツの香りの葡萄ができる。

生産者(ドメーヌ)

趣のあるワイナリー

勝沼醸造は1937年創業の老舗ワイナリー。「甲州」に特化したワイン造りを行う。ブルゴーニュで学んだ若手醸造家が活躍し、このワインはシュール・リー製法で製造。ワインを酵母や他の固形物(澱)と接触したままに熟成させるロワール地方に伝わる醸造方法で、発酵後、タンクの底の澱を取り除く「澱引き」をしないで春まで澱と一緒に熟成させる。ワインが澱(酵母)と接していくことで、澱が自己分解してアミノ酸や多糖類などに変わり、爽やかでクリーミーでリッチで複雑な旨味を感じる味わいになる。

エチケット(ラベル)

甲州テロワール・セレクション 祝

ワイン名の「祝」が縁起がいい。お祝い事の贈り物としてもおすすめ。

甲州テロワール・セレクション 祝

抜栓はコルクなのでワインオープナーのご用意を。

味わい

甲州テロワール・セレクション 祝

色はパールイエロー。白桃のような甘やかなアロマ。酸が少なく川の清流のように喉を通ってスッキリ。料理の風味を消して、さらに高みに昇る。3〜4日までは味わいが変わらない印象。5日目くらいから少し風味が落ちた。とはいえ1週間かけて飲み切ったものの、最後まで美味しく味わえた。

おすすめワイングラス

甲州テロワール・セレクション 祝シンプルな白ワイングラス、または万能型の小ぶりのグラスが飲みやすくておすすめ。

料理とのマリアージュ

甲州テロワール・セレクション 祝

  • よだれ鶏:○
  • 高野豆腐:○
  • 寿司:○
  • モンブラン:△

公式のおすすめはバーニャカウダ、蒸し鶏。なかなか手に入りにくいので、まいばすけっとに売っている「四川よだれ鶏」と合わせたがグッド。

甲州テロワール・セレクション 祝

高野豆腐の煮物や寿司も合う。互いが並走する。

甲州テロワール・セレクション 祝

寿司と合わせると縁起がいい。

甲州テロワール・セレクション 祝

変わり種ではモンブランも悪くない。

神の雫

『神の雫 マリアージュ』では2014年をカジキマグロのラタトゥイユに合わせた。カジキの淡白さとトマトの酸味と渾然一体になってくれる。ワインと料理がお互いを励ますように進んでいく順風の船出。額田王の歌「熟田津に船乗りせむと月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな」。戦いに赴く前のひとときを詠んだ名歌のマリアージュと表現。

おすすめワイングラスと選び方!百均グラスとの違い

ワインほどグラスによって印象が変わるお酒はない。ワインはグラスの中で変化していく。ワインは香りと味わいが複雑に広がる交響曲。ワイングラスは楽器であり、楽器が悪いと良いシンフォニーは生まれない。ミシュランの料理をコンビニの紙皿で味わうと魅力が落ちてしまうのと同じ。ワイングラスは聖杯。愉しむためには適切なワイングラスを愛蔵しよう。

おすすめ万能型ワイングラス

ワイングラス 木村硝子店 ピッコロ 10oz

  • 高さ:168mm
  • 容量:340ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:カリクリスタル
  • 梱包:専用の箱つき
  • 生産国:スロバキア

最も売れ筋の大人気で入荷待ちになることが多い万能型のグラス。日本の木村硝子が販売し、スロバキア製なので、おそらく製造はRONA。軽くて薄くオシャレ。

ワイングラス 木村硝子店 ピッコロ 10oz

右がRONAの白ワイングラス

カリクリスタルは軽くて強いガラス。小ぶりなので洗いやすいのも嬉しい。ふっくらしているので赤ワインの香りもグラスに充満する。

ワイングラス 木村硝子店 ピッコロ 10oz

ロゼやスパークリングを入れてもオシャレ。ワインを飲む愉しさを広げてくれる。

ワイングラスの選び方

ワイングラスは主に「高さ」「口径」「膨らみ」によってワインとの感応が違う。ソムリエ試験で使われるINAOのテイスティンググラスは最もオーソドックスなもので万能型。色んなグラスを集めたほうがワイン・ライフが愉しいが1個だけで十分という人にはおすすめ。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

○ INAO (フランス国立原産地名称研究所) ティスティング グラス ^ZCGLIATS^
価格:675円(税込、送料別) (2024/8/9時点)

楽天で購入

白ワインは小ぶりのグラス

左がRONA、右が百均の白ワイングラス

左がRONA、右が百均

白ワインは冷やしたほうが美味しいので赤ワインのグラスより空気に触れる面積が狭い。ビールのようにガブ飲みしないので温度が上がらないよう容量が小さいものが良い。RONAは1,000円台の低価格なのに割れにくくてオシャレ。

香りが豊かな白はモンラッシェ型

香りが豊かな樽熟成の白ワイン(オークド・シャルドネ、モンラッシェ、ムルソーなど)は容量の大きいモンラッシェ型で飲む。小ぶりのグラスでは香りが広がりにくく、ワインの複雑性が伝わりにくい。モンラッシェ型のワイングラスは価格が高いので赤ワイングラスで飲んでもいい。

赤ワインは容量の大きいグラス

RIEDEL リーデル オヴァチュア レッドワイン

  • 高さ:187mm
  • 容量:350ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:クリスタルガラス
  • 梱包:RIEDELロゴ入り箱
  • 生産国:ドイツ

赤ワインは香りが強いのでグラスの中に閉じ込めるように底は広く容量も大きい。タンニンの酸味が一気に来ないよう、飲み口は狭くなっている。芳醇な香りが深く感じられる。 繊細な赤ワインほど大きめの赤ワイングラスが合う。逆に香りが弱い赤ワインを大きめのグラスに注ぐと香りがボケてしまうので白ワイングラスのような小ぶりのほうが香りを感じられる。

ボルドーの赤ワインは高身長グラス

ボルドーの赤ワイングラス

ボルドーの赤ワインを飲むときは高身長のワイングラス。いわゆるチューリップ型。ボルドーの赤ワインは香りが強いので容量が大きいほうが香りが柔らかくなって立ち込める。鼻までの距離が短いと香りのクセが強すぎる。そしてタンニンが強いボルドーワインを空気を触れさせ、縦にストレートに入ってくることで渋味を和らげる。上の写真のツヴィーゼルは3000円以上するが、1000円台や2000円台もある。東洋佐々木ガラスはツヴィーゼルより高身長で値段も1000円安い。

スパークリングは縦長で泡を愉しむ

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

リーデル 6416/08 ヴィノム シャンパーニュ 1脚【正規品】
価格:5,500円(税込、送料無料) (2024/6/26時点)

楽天で購入

スパークリングを飲むときは縦に長いフルートグラス。泡が立ち上がり炭酸をしっかり感じやすく喉越しが良い。泡が滝を逆流する様も美しく見た目でも愉しめる。フルートグラスは酸を抑える効果もあるので、酸っぱい赤ワインをまろやかにしたいときにも使える。フルートグラスでも酸味が強くてすっぱいと思ったら白ワイングラスにすると良い。

ロゼやオレンジワインは白と赤の中間

左はイタレッセ、右は100均のビールグラス

左はイタレッセ、右は100均のビールグラス

ロゼワインやオレンジワインは白と赤の中間のようなグラス。香りを閉じ込める口元がすぼまった形状で、ワインと空気が触れる空間があるグラス。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

木村硝子店 ピッコロ 10oz ワイングラス 340cc
価格:1,485円(税込、送料別) (2024/8/18時点)

デザートワインのグラスは小ぶり

ロマンスグラス(ボヘミア)

デザートワインは極甘なので30mlから60mlほど少量を注ぐ。なのでグラスも小ぶりのものがおすすめ。そして何より見た目がオシャレであること。スイーツと一緒に合わせるのでスウィートなグラスを選ぼう。甘いひととき、Sweet Emotionが大事。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ボヘミアクリスタルWINE GLASS ロマンス/ワイングラス(250ml)
価格:2,640円(税込、送料別) (2024/8/3時点)

楽天で購入

リーデルのおすすめワイングラス

1756年、モーツァルトが生まれた年に創業。アマデウスと同郷のオーストリアのメーカー。ワインの種類ごとに形状を変えて作った最初のパイオニア。ワイングラスといえばリーデルというくらい有名。百均などのグラスと比べて圧倒的に軽い。『神の雫』のオープニングはリーデルのワイングラスにロマネ・コンティのリシェブールを注ぐことから始まる。

万能型ワイングラス

リーデル オヴァチュア

リーデル オヴァチュア

  • 高さ:180mm
  • 容量:340ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:クリスタルガラス
  • 梱包:専用の箱つき
  • 生産国:ドイツ

リーデルの入門グラス。オヴァチュアはフラン語で「オープニング」の意味。340mlと小ぶりで赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン用に作られた万能型ワイングラス。値段も1000円台のカジュアルグラスなので、「リーデル、リーデルっていうけど何が良いの?」と気になる人におすすめ。高級感のある箱付きなのでプレゼント用にも良い。

白ワイングラス

シャルドネ

  • 高さ:225mm
  • 容量:381ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:クリスタルガラス
  • 梱包:RIEDELロゴ入り箱
  • 生産国:ドイツ

最も好きなブドウ品種シャルドネ。小ぶりの可憐さ。

オークド・シャルドネ

  • 高さ:234mm
  • 容量:660ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:クリスタルガラス
  • 梱包:RIEDELロゴ入り箱
  • 生産国:ドイツ

樽熟成の香り豊かな白ワイン用。

外出用の白ワイングラス

リーデル オー・トゥー・ゴー ホワイトワイン

  • 高さ:106mm
  • 容量:375ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:クリスタルガラス
  • 梱包:RIEDELロゴ入り箱
  • 生産国:ドイツ

ステム(脚)がないワイングラス。フランスやイタリアではステムではなくボウルの部分を持つ。お寿司屋さんで白ワインを頼むと、このタイプで出てくることが多い。外出用なので箱もオシャレ。

リーデル,踊り子号でスパークリング

踊り子号でスパークリング

外でワインを飲むけどきちんとしたグラスで飲みたいときに使う。リーデルの公式ではリースリングを飲むのときにもおすすめ。

リーデル オー・トゥー・ゴー

価格も2,000円未満で手が出しやすい。大吟醸のグラスなので日本ワインやグビグビ飲むスパークリングにもおすすめ。洗うときもステムが折れることがないので安心。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

リーデル RIEDEL オー 2414/22 オー・トゥー・ゴー ホワイトワイン/大吟醸
価格:1,999円(税込、送料別) (2024/8/3時点)

楽天で購入

赤ワイングラス

ブルゴーニュ・グラン・クリュ

  • 高さ:276mm
  • 容量:1022ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:クリスタルガラス
  • 梱包:RIEDELロゴ入り箱
  • 生産国:ドイツ

赤ワインはグラマラスに。魔性に。驚愕の1リットル超え。ワイン一瓶が注げるボリューム。大きいグラスのほうがグラス内に香りが籠って広がるので、タンニンや酸の味などを感じやすい。葡萄狩りの中にいるように感じる。良い映画は大きいスクリーンで観たほうが良いのと同じ。ワインにもスケール感を。ピノ・ノワールやイタリアのネッビオーロ種に向いている。白ワインであればモンラッシェなど樽香の強い重厚なシャルドネにも合う。

ワインウイングス・ シラー

  • 高さ:250mm
  • 容量:865ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:クリスタルガラス
  • 梱包:RIEDELロゴ入り箱
  • 生産国:ドイツ

従来の卵形のグラスとは一線を画した飛行機の翼をイメージしたもの。底が平らで幅が広いことでワインの蒸発量が増し、アロマをより引き出すことができる。シラーに関しては土の香りや香ばしさ、その後ろに隠れた控えめなタンニンなどバランスよく整える形状。濃い目の葡萄品種、カベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインのときも使う。

ロゼワイングラス

  • 高さ:247mm
  • 容量:347ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:クリスタルガラス
  • 梱包:RIEDELロゴ入り箱
  • 生産国:ドイツ

小ぶりがオシャレ。味わいや香りがバランスよく愉しみやすい。デザートワインやスパークリングにも使う。

スパークリンググラス

  • 高さ:252mm
  • 容量:340ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:クリスタルガラス
  • 梱包:RIEDELロゴ入り箱
  • 生産国:ドイツ

細身で泡が立ち上るフルートグラス。冷えたほうが美味しいので空気に触れないように面積も狭い。ただし、香りを楽しむなら白ワイングラスのほうが向いている。リーデルのヴィノム・シリーズはレストランやワインバーでも愛用される。漫画『ソムリエール』で主人公の樹カナがフランス留学時代に働いていた店でも使っていた。

旅行用ワイングラス

リーデル・ボヤージュ

  • 高さ:160mm
  • 容量:459ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:クリスタルガラス
  • 梱包:RIEDELロゴ入り箱
  • 生産国:ドイツ

ビール会社と共同で開発した「ボヤージュ」。形状がビールグラスなので白や赤やロゼはもちろん、スパークリングワインにも合う。

リーデル ボヤージュ

旅行先や帰郷の際の旅のパートナー。

リーデル以外のメーカーおすすめワイングラス

万能型ワイングラス(木村硝子)

万能型ワイングラス
万能型ワイングラス
赤白どちらもOK
  • 高さ:168mm
  • 容量:340ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:カリクリスタル
  • 梱包:専用の箱つき
  • 生産国:スロバキア

冒頭で紹介したものと同じ。白、赤、ロゼ、泡すベて映える超・超・万能型ワイングラス。一人一脚はストックしておきたい人気シリーズ。

万能型ワイングラスII(RONA)

【パスタ名店訪問】REGALO(レガーロ)〜アラビアータの美学

  • メーカー:RONA
  • 高さ:200mm
  • 容量:340ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:カリクリスタル
  • 梱包:なし
  • 生産国:スロバキア

底が平らなタイプの万能型グラス。参宮橋のレガーロで使っている。カリクリスタルは軽くて強い特性があるガラス。リーデルのようなクリスタルに比べると少し透明度は落ちるが手に取りやすい価格。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

モンツァ 11oz ワイン
価格:1,870円(税込、送料別) (2024/7/22時点)

楽天で購入

白ワイングラス(RONA)

ロナ RONA スタイリッシュ 白ワイン

左がRONA、右が百均の白ワイングラス

左がRONA(1200円)、右が百均
  • メーカー:RONA
  • 高さ:215mm
  • 容量:340ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:カリクリスタル
  • 梱包:なし
  • 生産国:スロバキア

スロバキアのメーカーRONA(ロナ)。割れにくく1000円台。世界中のホテルやレストランで採用されている。最もスタンダードな「クラシック」シリーズの白ワイングラス。軽くてスワリングがしやすく、「RONA」のロゴも気持ちいい。ワインが好きなら最低でも、このクラスのワインを一つ持つよう強く推薦する。

赤ワイングラス(ツヴィーゼル)

ピュア ボルドー

赤ワイングラス(ツヴィーゼル)

左がボルドーグラス、右が百均
  • メーカー:ショット・ツヴィーゼル
  • 高さ:268mm
  • 容量:640ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:トリタンクリスタル
  • 梱包:なし
  • 生産国:ドイツ

圧倒的なお気に入り。赤ワインが好きな人に必ず勧める。バベルの塔のようなワイングラス。リーデルや他のメーカーのボルドーグラスは丸みがあり尖塔感が薄い。それではボルドーグラスの意味がなくなる。輸入は木村硝子、製造はツヴィーゼル。ドイツのメーカーで割れにくいワイングラスとして有名で、ソムリエコンクールや高級ホテル、飛行内でも使われる。ボルドーの赤ワインを飲む高身長のワイングラス。百均のグラスと比較すると一目瞭然。

ロゼワイングラス(イタレッセ)

左がイタレッセ、右は百均のビールグラス

左がイタレッセ、右は百均のビールグラス

  • メーカー:イタレッセ
  • 高さ:217mm
  • 容量:500ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:クリスタリン
  • 梱包:なし
  • 生産国:イタリア

1979年イタリア北部トリエステで誕生した「italesse」。白、赤、ロゼ、泡まで楽しめる万能型。香りも味わいもバランスよく伝わる。『神の雫』では第十二の使徒を探す前に遠峰一青がシャトー・ラフィット1945年をこの形状のワイングラスで飲んだ。

シャンパングラス(木村硝子 )

シャンパングラス(木村硝子 )

  • メーカー:木村硝子
  • 高さ:217mm
  • 容量:240ml
  • 製造:ハンドメイド
  • 材質:ソーダガラス
  • 梱包:なし
  • 生産国:日本

メイド・イン・ジャパン。ハンドメイドの木村硝子のフルートグラス。ギャルソン。軽い。だから泡を飲むときも軽やかな口当たりになる。

左がギャルソン、右が200円のグラス

左がギャルソン、右が200円のグラス

見た目は変わらないが、百均のグラスは木村硝子に比べると味も重たくなる。より美味しく味わうには良いフルートグラスがおすすめ。

デザートワイン(ボヘミア)

ロマンスグラス(ボヘミア)

  • メーカー:ボヘミア
  • 高さ:210mm
  • 容量:250ml
  • 製造:マシンメイド
  • 材質:クリスタル
  • 梱包:記載なし
  • 生産国:チェコ

ダイソーでも300円で売っているボヘミアの本物。

ロマンスグラス(ボヘミア)

ロマンスグラスは花柄の模様が刻印されていてデザートワインにピッタリ。

ロンバケで木村拓哉は逆三角形のワイングラス

ロンバケで木村拓哉が使っていたのも柄入り逆三角形

ガラスの素材も百均はカリクリスタル。透明度はクリスタルに匹敵し、叩いたときにも「チーン」と美しい金属音がして軽さもある。百均は少しぽっちゃり、ロマンスグラスはモデルのようにスレンダー。

ロマンスグラス(ボヘミア)

右が百均の三百円

ロマンスグラスはクリスタルガラス。音も楽器のように美しい。デザートワインを飲むなら今夜ロマンスグラスで。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ボヘミアクリスタルWINE GLASS ロマンス/ワイングラス(250ml)
価格:2,640円(税込、送料別) (2024/8/3時点)

楽天で購入

パーティー気分のクープ型

パーティー会場やホストクラブでお馴染みシャンパンタワーのグラスは「クープ型」という平らなもの。「ソーサー型」とも呼ばれる。中世ヨーロッパでスパークリングを飲むときは縦長のフルートグラスではなく、クープ型が主流だった。女性が喉元を見せなくてよく、ゲップが出ないように平たくして泡が抜けやすいような構造。マドラーで混ぜて泡を抜いてから飲む。今でも結婚式やパーティー会場ではゲップが出ないように、クープ型でスパークリングを提供する。先述のベラスケス『バッカスの勝利』ではクープ型でワインを飲んでいる。太古の気分が味わえる。

旅行用のロブマイヤー 

LOBMEYR ロブマイヤー・バレリーナ トラベラーII バーガンディ

旅行先や移動中の電車や飛行機で飲む用の携帯ワイングラス。名前のバレリーナは英国のプリマドンナであるマーゴ・フォンティーンがティップ・トゥで立つ姿をイメージしたもの。『神の雫』では神咲雫が遠征でペアグラスを持ち歩いている。ワイン放浪の旅に出るなら欲しい逸品。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

LOBMEYR ロブマイヤー・バレリーナ トラベラーII バーガンディ【正規品】 GL276TRE
価格:49,500円(税込、送料無料) (2024/7/12時点)

楽天で購入

おすすめワイングラス・クロス

リーデル クリスタル クロス

リーデル クリスタル クロス

シャルドネのように力強く分厚いクロス。主にリーデルのワイングラスを拭くときに使う。特にスパークリングのグラスは泡立ちが良くなるように、しっかり拭く。

LONNEA グラスクロス

LONNEA グラスクロス ワイングラス磨きクロス キッチンクロス

ワインレッドの心。百均のグラスであってもピカピカに。肌触りがよく、大切なワイングラスだからこそ専用のクロスで磨きたい。

ワイングラスの豆知識

ワイングラスの大きや形状によって、香りの立ち方と広がり方、口に入る量が変わって速さ、広がりが変わる。複雑な味や香りのワインであるほど、活かすも殺すもグラス次第。個性がハッキリしたボルドーワインは花。開かせるには適切な花瓶が重要になる。

ワイングラスの歴史

19世紀イタリアのワイングラス

19世紀イタリアのワイングラス

ワインは紀元前からあるが、ずっとお椀のようなもので飲まれていた。現在のようなガラスのワイングラスが登場するのは1400年代の中世ヨーロッパ。イタリアが起源といわれる。その後、イギリスで高級グラスが作られるようになった。

バッカスの勝利,ディエゴ・ベラスケス,	1628〜1629年

バッカスの勝利,ディエゴ・ベラスケス, 1628〜1629年

ベラスケス《バッカスの勝利》でも農夫たちがお椀のグラスで飲み、左上の精霊サテュロスが高貴なグラスで飲んでいる。様々な形によって香りや味わいの違いを愉しむようになったのは1950年代にRIEDEL(リーデル)が様々な形のワイングラスを出してから。

ワイングラスの部位の名称

画像引用:cocos

・飲み口「リム」

・真ん中部分「ボウル」

・脚「ステム」

・底「プレート)」

ワインを飲むとき外国ではボウルの部分を鷲掴みにすることが多い。日本では脚の部分に当たるステムを持って飲む。『神の雫』で遠峰一青はプレートを持つ。これが最もカッコよく真似している。ワインを注ぐ量はグラスの1/3以下の部分、もしくはボウルの最も膨らんでいる部分まで注ぐと美しい。

百均のワイングラスとの違い

百均。左から赤、白、ロゼ、泡

百均は便利で赤ワイングラス(300円)、白ワイングラス、ビールグラス(ロゼ用)、スパークリンググラス(フルートグラス)など、多様な形状が売っている。割れにくにい上に割れても100円だから買い直しやすい。ハッキリ言って素晴らしい。たまにしかワインを飲まず、いいワインを買わない人であれば百均で十分、というより百均がベストマッチ。三百円だが逆さ富士のグラスはボヘミア製。どんなワインにも合わせる万能グラス。何個もワイングラスを持ちたくない人は、この一脚あれば十分。

左がRONA、右が百均の白ワイングラス

左がRONA(1200円)、右が百均

ワインが好きで飲む頻度も高く、より美味しく飲みたいワインラヴァーは最低でも1000円台のワイングラスを一つ所有してほしい。強くお勧めする。檜の浴槽とコンクリートの浴槽では温泉の気持ちよさが違うのと同じ。

  • ワインが美しく見える
  • 香りが立つ
  • 甘さを感じられる

フォークなどで軽く叩いてみると音が違う。良いグラスは透明で高い楽器。百均は木魚を叩くような音。使い比べてみて大きな違いは上の四つ。良いワイングラスはワインが美しく見え、目をつぶって飲まない限り、少し美味しく感じられる。見た目の違いは「身長の高さ」「グラスの薄さ」「軽さ」「スタイリッシュさ」。人も山も身長が高いほうがカッコいい。3割り増しで美しく見える。パリコレのモデルさんとアマチュアのモデルさんの歩き方や立ち姿の美しさが全然違うように、グラスによってワインの見え方が全然違う。比べてみると色合いの光沢も違う。

左が百均、右がリーデルのワイングラス

高級なワイングラスはガラスが薄く光を通す(透過率)が良く透明度が高い。百均のグラスは屈折も大きいので絵画が歪んで見える。リーデルのグラスはワインの色をそのまま伝えるだけでなく、さらに輝いて見せてくれる。最後に香り。高さがあり容量も大きいので、グラスの中に香りが広がる。同じワインを嗅いだときに、より本来の香りが感じられる。そしてグラスが薄いほど甘さを感じる舌の部分にワインが接地しやすくなり甘さを感じられる。

ワイングラスへの注ぎ方

  • ふくらみのトップのところまで注ぐ
  • 注ぎ終わりに瓶をクルッと回すとこぼれない
  • 若いワインは高い位置から空気を含ませるように注ぐ
  • 熟成が進んだワインは空気に触れないようグラスに近づけて注ぐ

価格帯ごとのおすすめワイン

ピノ・シャルドネ・スプマンテ・サンテロ

ピノ・シャルドネ・スプマンテ・サンテロ

  • 生産者(ドメーヌ):サンテロ社(Santero F.lli & C. S.p.a.)
  • 国:イタリア
  • 生産地(テロワール):ピエモンテ州
  • 年代(ヴィンテージ):NV
  • 品種:ピノ・ビアンコ50%、シャルドネ50%
  • 栓:コルク
  • 熟成:ステンレスタンクで6ヶ月熟成
  • アルコール度数:11.5%
  • 飲み頃の温度:6℃
  • 楽天価格:1,205円

『神の雫』で絶賛したスパークリング。旨味があって泡も綺麗。クセが強くなくスッキリでかなり美味しい。千円とは思えないお買い得デイリー・スプマンテ。縦長のフルートグラスで飲むのがおすすめ。

生産者(ドメーヌ)

栽培農家とブドウの樹

サンテロ社は第二次世界大戦時に設立。1958年にスパークリングワイン造りのワイナリーを購入し、現在では、年間2000万本ものワインを生産する大企業へと成長。日本ではイタリアのスパークリングワイン生産者として売上ナンバーワン。インポーターは株式会社モトックス。

生産地(テロワール)

ピノ・シャルドネ・スプマンテ・サンテロ

生産地は北イタリアに位置するピエモンテ州。ピエディ(足)とモンテ(山)の組み合わせで「山の麓」の意味。その名の通りアルプス山脈の麓の州で丘陵地の標高の高い場所にあり、品質のよい白ブドウが収穫できる。高級ワイン・バローロやバルバレスコが有名。サンテロ社の契約農家はワイナリー設立当時から50年以上も共に歩んできた協同者。

葡萄(セパージュ)ピノ・ブランとは――味の特徴、おすすめワイン、主な産地をチェック

ピノ・ビアンコとシャルドネの白ブドウ品種を50%ずつブレンド。ピノ・ビアンコはイタリアでの呼び方で、世界ではピノ・ブランと呼ばれる。元々はフランスのアルザスが発祥の地でセパージュするのが基本。ハーブや柑橘系の爽やかな香りと、強い酸味、適度な苦みがある。フランスのクレマンなどのスパークリングワインにも使用される。

料理とのマリアージュ

ピノ・シャルドネ・スプマンテ・サンテロ

  • 生ハム:○
  • ペペロンチーノ:○
  • 小籠包:△
  • 大和煮:△

最も相性が良かったのは生ハム。次にペペロンチーノ。

ピノ・シャルドネ・スプマンテ・サンテロ

小籠包や大和煮などの中華、和食とも合わなくはない。ワイン単体でも美味しいがフードフレンドリー。これからも購入し続けたいワイン。

リバリス・ロゼ〜神の雫のスペイン魂

リバリス・ロゼ

  • 生産者(ドメーヌ):マエティエラ
  • 国:スペイン
  • 生産地(テロワール):リオハ州カラオラ
  • 年代(ヴィンテージ):2022年
  • 品種:モスカテル・デ・グラノ・メヌード、ガルナッチャ
  • 栓:コルク
  • アルコール度数:12%
  • 販売価格:税込2,530円

2011年が『神の雫』に登場。美しい明け方の空のような茜色。モスカテル・グラーノ・ネヌードとシラーをブレンド。テクラ・バダジェフスカのピアノ曲「乙女の祈り」のようなワインと表現。ロゼもいいが、白ワインが絶品。

生産者(ドメーヌ)

リバリス・ブランコ

画像引用:マエティエラ・ワイナリー

マエティエラ・ワイナリーはリオハ東部のカラオラで白ワインを専門に扱うワイナリー。ロゼワインも造っている。1999年、小粒のマスカットを使って甘口ワイン「メランテ」と「リバリス」を造っている。

生産地(テロワール)

バジェス・デ・サダシア

リオハはスペインの北東部に位置する最高峰のワイン産地。マエティエラ・ワイナリーの畑は1999年に植えられた葡萄畑。平均樹齢25年の木から採れる葡萄を使い、8月第3週の夜に収穫する。リバリス・ブランコの熟成は2ヶ月間シュール・リー。シュール・リーとは、発酵が終わったタイミングで澱をタンクの底に残しておき、澱と一緒に熟成させておく製造手法。ワインに旨味が溶け出し、爽やかな飲み心地になる。

葡萄品種(セパージュ)

モスカテル・デ・グラノ・メヌード、ガルナッチャをブレンド。トロピカルに花、赤い果実などの香りが混ざり、上品な味わいになる。

モスカテル・デ・グラノ・メヌード

発芽が早く、石灰質土壌を好む葡萄品種。地中海東部が起源の品種で、スペインのアンダルシアやナバーラを中心に栽培される。甘口ワインに使われることが多く、アロマ、アルコール度数、酸度が高いワインになる。

ガルナッチャ

スペイン北東部アラゴン州を原産地とする黒ブドウ品種。本国では「ガルナッチャ」と呼ぶ。白やピンクもあり、赤ワイン用はグルナッシュ・ノワールとも呼ばれる。果皮が薄く果実味が豊かでタンニンは控えめ。酸味も穏やかで温暖な地域での栽培に向いた品種。アルコール度数が高く、ペインではテンプラニーリョ、フランス・ローヌではシラーなどとブレンドされることが一般的。

おすすめワイングラス

おすすめワイングラス

特にグラスを選ばず、なんでも合う。香りが強烈ではないので、白ワイングラスに近いものがおすすめ。

料理とのマリアージュ

リバリス・ロゼ〜神の雫のスペイン魂
リバリス・ロゼ〜神の雫のスペイン魂
  • 大和煮:○
  • 小籠包:○
  • 生ハム:△

ロゼはフードフレンドリーだが、ガルナッチャが入っているからか、料理を選ぶ。意外に一番合うのが和食。大和煮などの煮物がいい。スペインワインなので生ハムとマリアージュするかと思いきや、小籠包のほうが相性が良かった。

クルール・ド・シュッド〜ファミマとゴッホ、セザンヌ

クルール・ド・シュッド・カベルネ・ソーヴィニヨン、クルール・ド・シュッド・シャルドネ

  • 生産者(ドメーヌ):スカリ・フォルタン社
  • 国:フランス
  • 生産地(テロワール):ラングドック・ルーション地方
  • 年代(ヴィンテージ):2022年
  • 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ
  • 栓:スクリューキャップ
  • アルコール度数:13%(赤)、12.5%(白)
  • 楽天価格:税込580円(375ml)

ファミリーマート限定のヴァン・ド・ペイドック。すなわち南フランスのラングドック・ルーション地方で造られるワイン。「クルール・ド・シュッド」は「南の色彩」という意味で、ゴッホやセザンヌが愛した太陽の南仏をイメージ。ファミマではハーフボトルの375mlと750mlのフルボトルがある。フルボトルでも税込980円の格安ワイン。

ドメーヌ(生産者)

生産者は1920年創業のスカリ・フォルタン社。最初はナポレオンの生まれ故郷コルシカ島で設立し、1974年にラングドック地方のセート市に移転。1987年にラングドック・ルーション地方に葡萄の品種名をワインにつける先駆者となった。

テロワール(生産地)

クルール・ド・シュッド〜ファミマとゴッホ、セザンヌ

ラングドック・ルーション地方は格安のテーブルワインの名産地。スカリ・フォルタン社は畑を海沿い、丘陵地、山間部の3つのゾーンに分け、それぞれの土壌や気候に合った葡萄を栽培している。温暖で豊かな日照量、海からの風を地中海が運んでくれる。

味わい

クルール・ド・シュッド・カベルネ・ソーヴィニヨン

クルール・ド・シュッド・カベルネ・ソーヴィニヨン

チェリーのような果実味が強い。カベルネの力強さもあるが飲みやすくグイグイいける。

クルール・ド・シュッド・シャルドネ

クルール・ド・シュッド・シャルドネ

シャルドネも酸味が強く、温暖な南フランスらしい熟度。しっかりワインを感じられる。

料理とのマリアージュ

クルール・ド・シュッド・カベルネ・ソーヴィニヨン、クルール・ド・シュッド・シャルドネ

  • 親鶏のタタキ:◎
  • チキン南蛮:○
  • レタス巻き:△

野球の国際大会プレミア12の宮崎キャンプに密着したときなので、宮崎料理と合わせた。最高なのは白、赤ともに鶏のタタキ。濃口醤油にニンニクの風味を効かせたタレと、まさかの名バッテリーを組む。互いを高め、ワインのキレを加速する。このキャッチャー(鶏のタタキ)なら球速が上がるピッチャー。クルール・ド・シュッド・カベルネ・ソーヴィニヨン、クルール・ド・シュッド・シャルドネ

宮崎名物のチキン南蛮も白、赤ともに相性よし。レタス巻は可もなく不可もなく。ワイングラスは旅行用のリーデル・ボヤージュ。頼もしい旅のパートナー。

その他おすすめのコンビニワイン、ファミマワイン

ダリラベル・シードル〜ふくしま逢瀬ワイナリー

ダリラベル・シードル〜ふくしま逢瀬ワイナリー

  • 生産者(ドメーヌ):ふくしま逢瀬ワイナリー
  • 国:日本
  • 生産地(テロワール):福島市
  • 年代(ヴィンテージ):2023年
  • 品種:福島産「ふじ」(果樹園やまと)
  • 栓:王冠
  • アルコール度数:8%
  • 楽天価格:税込1760円(375m)

ワインではなくシードル。福島にある諸橋近代美術館ショップ限定販売。サルヴァドール・ダリのラベルをあしらったシードル。奈良の柿ワインに近い。

柿ワイン〜山本本家

シードルとはリンゴから造ったスパークリングワイン。葡萄から造っていないので正確に言えばワインではなく親戚のようなもの。フランスのノルマンディーやブルターニュは葡萄ができず、リンゴを自然発酵させた発泡酒を昔から飲んでいた。

生産者(ドメーヌ)

ふくしま逢瀬ワイナリーは2015年10月に誕生した郡山市逢瀬町のワイナリー。福島県産の果物を原料とした酒類を製造している。ダリをあしらったシードルは果樹園やまと産の「ふじ」リンゴを100%使用。辛口ドライの他に2種類のリンゴをブレンドした「スイート」の2種類を諸橋近代美術館で販売している。

ダリラベル・シードル〜ふくしま逢瀬ワイナリー

スクリューキャップではなく、ビールと同じ王冠の栓なので栓抜きがいる。飲み残す場合はスパークリングワイン用のストッパーを用意する必要がある。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

プルテックス アンチ・オックス シャンパン
価格:4,800円(税込、送料別) (2024/8/21時点)

楽天で購入

味わい

ダリラベル・シードル〜ふくしま逢瀬ワイナリー

炭酸もアルコールも強くなく、セブンイレブンで売ってる強炭酸くらいの感覚で飲める。リンゴの果実味はあるが、それも強くない。淡いスパークリングワイン。食前酒、食中酒、食後酒のどれでも飲める。

料理とのマリアージュ

ダリラベル・シードル〜ふくしま逢瀬ワイナリー

  • 餃子:○
  • アップルパイ:○

シードル自体に癖がないので、料理を邪魔しない。肉、野菜、魚、スイーツなど何でも合わせられる。

コノスル・ヴィオニエ・ビシクレタ・レゼルバ

コノスル・ヴィオニエ・ビシクレタ・レゼルバ

  • 生産者(ドメーヌ):ヴィーニャ・コノスル
  • 国:チリ
  • 生産地(テロワール):非公開
  • 年代(ヴィンテージ):2022年
  • 品種:ヴィオニエ100 %
  • 栓:スクリューキャップ
  • 熟成:8ヶ月。樽5%、ステンレスタンク95%
  • アルコール度数:13.5%
  • 飲み頃の温度:6℃~10℃
  • 楽天価格:793円

安旨ワインの盟主コノスル。栽培が難しい葡萄品種ヴィオニエを千円以下で提供。爽やかで鮮やかなオレンジが気分を華やいでくれる。

生産者(ドメーヌ)

ヴィーニャ・コノスル

1993年設立のヴィーニャ・コノスル。最も低価格で提供するビシクレタ・レゼルバのシリーズのラベルの自転車はコノスルで働く従業員たちが広い葡萄畑の中を動き回るときの移動手段。自動車の排気ガスを出さないため、農夫さんたちは自転車を漕ぎながら美味しいワインをつくっている。

葡萄品種(セパージュ)

ヴィオニエはフランスの北ローヌが原産の白ブドウ品種。栽培に十分な日照量が必要で温暖なエリアを好む。白桃やアプリコットなど果実味が強いワインに仕上がる。ローヌ地方では赤ワインにもブレンドされる葡萄。コンドリューでは高級白ワインが造られる。北ローヌのコンドリューとシャトー・グリエでは唯一使用が許されている白ブドウ品種。シラーで有名なコート・ロティで唯一、補助品種に認められている葡萄。名前の由来はラテン語の地獄の道「ウィア・ゲヘナ」という説が有力。

ヴィオニエが使われるワイン

味わい

コノスル・ヴィオニエ・ビシクレタ・レゼルバ

果実味は強いが、樽熟成によるナッツの感じはしない。シャルドネと間違えるかも。色が美しいので明るくなれる。

料理とのマリアージュ

コノスル・ヴィオニエ・ビシクレタ・レゼルバ

  • ペペロンチーノ:○
  • 寿司:○
  • 酢豚:○

公式のおすすめは寿司、酢豚、鯛のワイン蒸し、帆立貝のソテー バターソース、海老のクリームシチュー、青カビタイプのチーズなど。最も合うのはペペロンチーノだが、これはどんなワインにも合うので反則技に近い。公式のおすすめの寿司は米、ワサビ、海苔、醤油、魚とも喧嘩しない。ルノワールのような博愛の世界。

コノスル・ヴィオニエ・ビシクレタ・レゼルバ

同じく公式のおすすめの酢豚もケンカしない。酢豚の酸とワインの酸が調和する。

その他のコノスル・ワイン

コノスル・ピノ・ノワール・ロゼ・ビシクレタ・レゼルバ

コノスル・ピノ・ノワール・ロゼ・ビシクレタ・レゼルバ

  • 生産者(ドメーヌ):ヴィーニャ・コノスル
  • 国:チリ
  • 生産地(テロワール):ビオビオ・ヴァレー
  • 年代(ヴィンテージ):2022年
  • 品種:ピノ・ノワール100 %
  • 栓:スクリューキャップ
  • 熟成:ステンレスタンクで6ヶ月熟成
  • アルコール度数:12%
  • 飲み頃の温度:6℃~10℃
  • 楽天価格:793円

1000円以下の安旨ワインの代名詞であり、さまざまな葡萄品種が楽しめるコノスル・シリーズ。コノスルの代名詞であるピノ・ノワール100%から造られるロゼ・ワイン。チェリーを思わせる酸味や果実感。エチケット(ラベル)にシルバーの自転車、Roseの文字だけピンク色にした見事なデザイン。

生産者(ドメーヌ)

1993年設立のヴィーニャ・コノスル。ラベルの自転車はコノスルで働く従業員たちが広い葡萄畑の中を動き回るときの移動手段。自動車の排気ガスを出さないため、農夫さんたちは自転車を漕ぎながら美味しいワインをつくっている。

生産地(テロワール)

ビオビオ・ヴァレー

世界最南端のワイン生産地のひとつであるビオビオ・ヴァレー。葡萄が熟す過程で最も気温が低く、チリでも数少ない灌漑を必要としない場所。ミネラルを豊富に含む赤土の粘土質土壌、標高が高く29℃を超えることは少ない。フレッシュさとミネラルの特徴があり、ピノ・ノワールの他にもコノスルではゲヴュルツトラミネールやスパークリングワインの葡萄もビオビオ・ヴァレーで栽培している。この2つはコノスルでも特別おいしいので、ビオビオ・ヴァレーはコノスルの品質を支える重要な聖地と言える。

葡萄品種(セパージュ)

コノスルが重要視している黒葡萄がピノ・ノワール。チリで最初に植えられたピノ・ノワールがコノスルのワイナリーのそばにあった。1999年にはチリでナンバーワンのピノ・ノワールを目指して「ピノ・ノワール・プロジェクト」を開始。ブルゴーニュ地方のピノ・ノワールよりも葡萄の完熟度が高く、よりフルーティでチャーミングな味わいになる。ロゼ・ワインのピノ・ノワールは手摘みで収穫している。

味わい

コノスル・ピノ・ノワール・ロゼ・ビシクレタ・レゼルバ

ピノ・ノワールの特徴が出た淡い酸味と果実味。上品な味。同じくチリワインで有名な「アルパカ」のロゼはカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーのブレンドで造っているため味わいがドライでコノスルとは大きく違う。

料理とのマリアージュ

コノスル・ピノ・ノワール・ロゼ・ビシクレタ・レゼルバ

  • 生ハム:○
  • 青椒肉絲:○
  • ひまわりの種:○
  • 韓国ロゼパスタ:○
  • チョコレート:△
  • 黒餡のまんじゅう:△

コノスル公式のおすすめは生ハムのサラダ、サーモンのカルパッチョ、青椒肉絲(チンジャオロースー)、牛ロースのレアカツレツ、海老のチリソース、フルーツの盛合わせ、ブラックチェリーのタルト。

コノスル・ピノ・ノワール・ロゼ・ビシクレタ・レゼルバ

他に試した中でおすすめは韓国ロゼパスタ。牛乳とコチュジャンで作るロゼ色のパスタ。互いを高め合うマリアージュまでいかないが色が同じなので合う。

その他のコノスル・ワイン