- 生産者(ドメーヌ):ワーグナー・ファミリー
- 国:アメリカ(カリフォルニア州)
- 生産地(テロワール):ナパ・ヴァレー
- 年代(ヴィンテージ):2021年
- 品種:ソーヴィニヨン・ブラン 、セミヨン 、マスカット・カネリ 、シャルドネ、ヴィオニエ(比率非公開)
- 栓:スクリューキャップ
- 熟成:フレンチオークで10ヶ月熟成
- アルコール度数:13.5%
- 飲み頃の温度:8℃〜10℃
- 楽天価格:税込3,048円
3000円台で上位に入るオススメの白ワイン。名前、造り方も魅惑・個性的ながら味わいが見事な美味しさ。小さな夢の粒を集めたようなワイン。
生産者(ドメーヌ)
ワーグナー・ファミリー。1972年、ブレンディングの魔術師チャーリー・ワグナー氏と息子のチャック・ワグナー氏によってカリフォルニアのナパ・ヴァレーに設立された家族経営のワイナリー。ワグナー家はフランス・アルザス地方からの移民。コナンドラムは家族が集まった食卓でワインをブレンドして楽しんだ思い出から着想を得て1989年に始められた。コナンドラムは創業時から働き続けるベテラン醸造家、ジョン・ボルタが白ワインを統括している。
生産地(テロワール)
ナパ・ヴァレーの中心部にあるラザフォード。「ラザフォード・ダスト」と表現される独特の風味を備えたワインを生む。強い西日が当たらず、涼風の影響を受けるラザフォード・ベンチと呼ばれる西側の段丘は、高品質なワインを生み出す。単一畑のワインは生産せず、ナパ・ヴァレーの多種多様なブドウをブレンドするスタイル。
葡萄品種(セパージュ)
ソーヴィニヨン・ブラン 、セミヨン 、マスカット・カネリ 、シャルドネ、ヴィオニエ。造られた数十種類のワインで試行錯誤を重ねブレンドを決定し、それぞれのブドウの個性を尊重しながらも一貫性があるブレンドワイン。ワイン名のコナンドラムの意味である「謎」「なぞなぞ」の通り、ブレンド比率は非公開。
エチケット
ヴィンテージ(年代)が最も目立つ珍しいエチケット。アメリカのワインとは思えない控えめなデザイン。
スクリューキャップがオシャレ。気軽に食卓で楽しんでほしいという想いからコルクではなく、あえてスクリューキャップにしている。
味わい
桁違いに飲みやすく、桁違いに美味しい。余韻は長くない。それがいい。飲むたびに味わいが変化する。夏に飲むとZONE『secret base〜君がくれたもの〜』の少年感、儚さを感じる。まさに名曲のワイン。
おすすめワイングラス
ロゼワイングラスだと少しキツさが際立つ。赤ワイングラスは香りが広がるが余韻が余計に減る。オーソドックスに白ワイングラスがおすすめ。
料理とのマリアージュ
醸造長ジョン・ボルタ氏の一押しは、「チキンとアボカドのタコス」。ソースのクリーミさとコクにワインの爽やかな酸味が加わることで、より奥深い味わいとなるとコメント。タコスがないのでセブンイレブンのチキン&ハニーマスタード。ソースと合う。
次に良かったのがノーマルなポテトサラダ。ワインの味を殺さず、口を心地よく洗い流してくれる。カニカマは悪くないが完全にワインが勝つ。スモークチーズはワインの良さが消される。銀鱈の西京焼きは魚臭さが際立つので合わない。マグロのツナフレーク(油漬け)でも試したが同じだった。魚には合いにくい。
最強のペアリングはカルボナーラ。胡椒のスパイシー、チーズの甘みがワインの酸味を消しつつ旨みだけを残す。CDだけで聴くよりPV付きのほうが夏、ノスタルジア、POPさが100倍も界王拳されるケツメイシ『夏の思い出』のマリアージュ。
神の雫・ソムリエ評価
神の雫・ソムリエ評価もなし。漫画『ソムリエール』で紹介。20年以上前に飲んだ白ワインを探してほしいと頼まれた主人公・樹カナがワインではなく飲む人間を見る大切さを学ぶ。名前は謎なぞだが、味は誰でもわかるほど素晴らしいワイン。