- 生産者(ドメーヌ):シャトー・シトラン
- 国:フランス
- 生産地:ボルドー(オー・メドック)
- 年代(ヴィンテージ):2020年
- 品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン
- 栓:コルク
- 熟成:不明
- アルコール度数:14%
- 飲み頃の温度:16℃(亜樹さんのおすすめは12℃)
- 価格:税込1,647円
ファミリーマートとのコラボ企画で亜樹直さんがチョイスしたバリュー・ボルドー。閉じたワインが多いボルドーの中で抜栓してすぐに飲める。「シャトー・シトラン」というランクが上の4000円台のワインもある。
生産者(ドメーヌ)
シャトー・シトランは1235年に創設された歴史の古いシャトー。マルゴーの南のオー・メドック地区アヴァンサン村にある。1987年から日本企業の投資を受け、『神の雫』で有名になった「シャトー・モンペラ」を手がけたミッシェル・ロラン氏をコンサルタントに招いてから品質が向上。メドックの格付け5級に入っていないクリュ・ブルジョワ級ながら評価が高いシャトー。
生産地(テロワール)
シャトー・シトランがオー・メドック地区アヴァンサン村に持つ畑は、総面積90haと広大。日照時間も長く、水はけのよい土壌で年間50万本以上のワインが造られている。
葡萄(セパージュ)
メルロー、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フランのボルドーブレンド。比率は公開されていない。
エチケット
ボルドーワインに多い城のようなシャトーのデザインではなく、シンプルなデザイン。
ボトルやキャップシールにも描かれる鳥のロゴは1987年に同社を買収した日本企業の影響と言われる(真偽不明)。シンプルでスタイリッシュなデザイン。
味わい
抜栓してすぐは『るろ剣』の二重の極みや天翔龍閃のように酸やタンニンのダブルパンチが来る。かなり男っぽい女性という印象。しかし、時間を置いて付き合ってみると、徐々にチャーミングで柔らかくなっていく。ブリジッド・バルドーのようなワイン。
おすすめのワイングラス
縦長のボルドーグラスと2つ試したが、おすすめは横幅の広い赤ワイングラス(ブルゴーニュ・グラス)。まろやかな味わいが際立つ。原作者の亜樹直さんも梨型のワイングラスを勧めている。
料理とのマリアージュ
公式のおすすめは牛肉やラム肉など赤身のお肉。亜樹直さんはビーフジャーキーが合いそうとコメント。最高のマリアージュは鯖缶で作るトマトパスタやアマトリチャーナ。タンニンや酸味がとれ、優しさと愛しさと心強さが広がる。篠原涼子と小室哲哉のマリアージュ。
ビーフジャーキーやファミチキはマリアージュまでいかないが、美味さがフワッと広がる。チーズやカカオ100%のチョコレートとも合い、かなりフード・フレンドリーな赤ワイン。
神の雫・ソムリエ評価
エミール・ガレの暖かいランプの下で、俺はいま、遠い町を旅する恋人からの手紙を読んでいる。封筒のなかには、ひとかけらのオレンジチョコ。口にすると、ほろ苦く甘酸っぱい。手紙の最後には「P.S. 楽しいけど、少し淋しい」このワインは、旅する恋人からの「小さな贈り物」だ。
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