ワインの聖書

葡萄酒という神の雫への巡礼。家の飲みホームワイン。孤高のワインを届けます。

深雪花〜 岩の原ワイン(白)

深雪花〜 岩の原ワイン(白)

  • 生産者(ドメーヌ):岩の原ワイン
  • 国:日本(新潟県
  • 生産地(テロワール):上越市
  • 年代(ヴィンテージ):2023年
  • 品種:越後・高田シャルドネ、ローズ・シオター
  • 栓:コルク
  • 熟成:記載なし
  • アルコール度数:12%
  • 飲み頃の温度:10℃
  • 楽天価格:2,118円

日本海を望む広大な平野にある岩の原葡萄園。豪雪地帯のため葡萄の木の背が高い。そんなワイナリーを象徴する『深雪花(みゆきばな)』は、雪深い新潟県上越市に可憐な花を咲かせる「雪椿」をイメージして命名された。赤ワインもあるが名前の雪は白ワインに似合う。越後・高田で育てた欧州種のシャルドネと、創業者の川上善兵衛が作った品種ローズ・シオターをブレンドして造られている。

ローズ・シオター

ローズ・シオター

ローズ・シオターは1927年(昭和2年)に「ベーリー♀」と「シャスラー・シオター♂」を交雑し作られた葡萄品種。樹は赤褐色で、果皮の色は淡い黄色。すりおろした青りんごや洋梨ような甘さ、淡い緑色が特徴。シャルドネとローズ・シオターの融和が楽しめる白ワイン。

エチケット(ラベル)

可憐な椿と背景の白が日本画の空白の美。日本酒を飲むように姿勢をキリッとしてくれる。絵の雪椿は、陶芸家・齋藤三郎が描いたもの。

味わい

ファーストインプレッションは、舌の上に重力を感じ、サラサラではなく、まったり。舌の上で雪が解けていくような儚さ。雪を飲んでいるようなワイン。雪解けを飲んでいるワイン。雪消(ゆきげ)のワイン。左回しで飲むのがおすすめ。味わいが広がる。

料理とのマリアージュ

深雪花〜 岩の原ワイン(白)

公式のおすすめは天ぷら(塩)や刺身。枝豆と玉ねぎの天ぷら、ワイン塩を添えて試してみた。天ぷらの油が消えて、余韻がフワッと広がる。長野オリンピックで金メダルを獲った原田雅彦の大ジャンプ。そう、これは日の丸飛行隊のマリアージュ

神の雫

登場なし。テイスティング動画をどうぞ。