- 生産者(ドメーヌ):ヴィーニャ・コノスル
- 国:チリ
- 年代(ヴィンテージ):2023年
- 品種:リースリング100%
- 栓:スクリューキャップ
- 熟成:ステンレスタンクで4ヶ月
- アルコール度数:13.5%
- 飲み頃の温度:6 ℃ ~ 10 ℃
- 楽天価格:820円(店舗:910円)
千円以下の安旨ワインで様々なブドウ品種が楽しめるコノスル。店頭で売っている店は少ないリースリング。ドイツのリースリングは洗練され美味しいが、本来のリースリングの味わいはコノスルで堪能できる。昔ながらのリースリングを味わいたい方におすすめ。
生産者(ドメーヌ)
1993年設立のヴィーニャ・コノスル。「南の円錐」の意味。ラベルの自転車はコノスルで働く従業員たちが広い葡萄畑の中を動き回るときの移動手段。自動車の排気ガスを出さないため、農夫さんたちは自転車を漕ぎながら美味しいワインをつくっている。ゲヴュルツトラミネールの葡萄はすべて手摘みで収穫している。
ブドウ品種(セパージュ)
一言で表せば「高級感のある甘みのある葡萄」がリースリング。極甘口から辛口からスパークリングまで幅広いワイン造りに使われる。重油を思わせるペトロール香があり、コノスルはしっかり感じられる。さらに果実味とミネラル感が豊かな味わいが特徴。ドイツが世界の60%も生産。他にはフランスのアルザス、オーストリア、豪州(オーストラリア)、アメリカのニューヨーク州などが有名。アルザス地方は、突出したミネラルと硬質なアロマや味わいがあり、ドイツもアルザスほどではないがミネラルは強く感じ、果実味を含めた複雑さやスケール感がある。
エチケット
コノスルが素晴らしいのはリースリングだけ細長い「なで肩」にしているところ。他はブルゴーニュように幅広でぽっちゃり。
色はコノスルでは珍しい深い青。高級ブドウ品種であるリースリングにふさわしい。
味わい
重油のようなペトロール香がしっかりしている。しっかりした果実味と酸味。その中にハーブのニュアンスがある。複雑味はあるがスッキリ。神の雫でリースリングを例えているように、太陽が照っていて空は晴れ渡っているのに風はひんやりと冷たく、柔らかく、ゆったりした優しさがある。同じリースリングでもセブンイレブンで買えるドイツのリースリングとは印象が全然違うので、ぜひ比べてみてほしい。
おすすめのワイングラス
赤ワイングラスや万能グラスより、小ぶりな白ワイングラスのほうがリースリングの素直さが出るのでおすすめ。
料理とのマリアージュ
- 焼き鳥(塩):○
- 鶏肉とカブのペペロンチーノ:○
- パルミジャーノ・チーズ:○
公式(株式会社スマイル)のおすすめは、焼き鳥(塩)、アンキモ、鯛のカルパッチョ、アサリのワイン蒸し、キスの天ぷら(塩・レモンで)と、なかなか手に入りにくいし作りにくい。大体はフードフレンドリーで和食に合わせられる。試した中で最も良かったのは焼き鳥とペペロンチーノ。焼き鳥はモモ、皮ともに肉食の力強さをバイキルトしてくれる。
鶏肉とカブのペペロンチーノはニンニクや唐辛子の絡みのキレとリースリングの酸味が合う。とにかく鶏肉と相性がいい。
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