ワインの聖書

葡萄酒という神の雫への巡礼。家の飲みホームワイン。孤高のワインを届けます。

コノスル・ピノ・ノワール・ビシクレタ・レゼルバ

コノスル・ピノ・ノワール・ビシクレタ・レゼルバ

  • 生産者(ドメーヌ):ヴィーニャ・コノスル
  • 国:チリ
  • 生産地(テロワール):カサブランカ・ヴァレー
  • 年代(ヴィンテージ):2022年
  • 品種:ピノ・ノワール100%
  • 栓:スクリューキャップ
  • 熟成:4ヶ月熟成。35%樽、65%ステンレスタンク。
  • アルコール度数:12.5%
  • 飲み頃の温度:14℃~16℃
  • 楽天価格:794円(店舗:880円)

カベルネ、シャルドネに次いで3番目に売れているコノスル・ワイン。グラスに注いだときの美しさにうっとりする。

生産者(ドメーヌ)

1993年設立のヴィーニャ・コノスル。ラベルの自転車はコノスルで働く従業員たちが広い葡萄畑の中を動き回るときの移動手段。自動車の排気ガスを出さないため、農夫さんたちは自転車を漕ぎながら美味しいワインをつくっている。栽培が難しいピノ・ノワールは15%を手摘み、85%を機械で収穫している。

生産地(テロワール)

カサブランカ・ヴァレー

標高が400mほどあるカサブランカ・ヴァレーの冷涼な地中海性気候は、南極からの寒冷な海流の影響を強く受ける。一年中霧のかかった朝と涼しい風のおかげで、葡萄の成熟がゆっくり進み、ピノ・ノワールに適した地域。

葡萄品種(セパージュ)

チリで最初に植えられたピノ・ノワールがコノスルのワイナリーのそばにあったことから、ピノ・ノワールはコノスルで最も重要な品種。1999年にはチリでナンバーワンのピノ・ノワールを目指して「ピノ・ノワール・プロジェクト」を開始した。ブルゴーニュ地方のピノ・ノワールよりも、葡萄の完熟度が高く、よりフルーティでチャーミングな味わいになる。

エチケット

コノスル・ゲヴュルツトラミネール

左がゲヴュルツ、右がピノ・ノワール

エチケットはゲヴュルツと同じく紫。ピノ・ノワールで紫は珍しい。カラー・パープルで高貴な印象を与える。

おすすめのワイングラス

香りが際立つような大きめの赤ワイングラスがおすすめ。

味わい

初口は淡く上品。飲みやすく、とても千円以下とは思えない高貴な味わい。2日目以降には酸味が強くなる。早めに飲むのがおすすめ。

料理とのマリアージュ

コノスル・ピノ・ノワール・ビシクレタ・レゼルバ

  • 牛サガリ:⚪︎
  • 和風ハンバーグ:⚪︎
  • スモークタン:△
  • ヒレカツ:△
  • 牡蠣フライ:△
  • カマンベール・チーズ:△
  • サラミ:×

公式のおすすめはマルゲリータ、鰻の蒲焼き。その他は地鶏むね肉のロースト、和風ハンバーグ、牛しゃぶしゃぶ、ヒレカツ、アマトリチャーナ。良かったのは牛サガリ。胡椒が効いてピノ・ノワールのやさしさが広がる。

コノスル・ピノ・ノワール・ビシクレタ・レゼルバ

ローソンで買った和風ハンバーグはまあまあの相性。夕暮れまで遊んだ小学生の少年を優しく迎えに来た歳の離れたお姉ちゃんのような相性。

コノスル・ピノ・ノワール・ビシクレタ・レゼルバ

その他は可もなく不可もなし。唯一、合わなかったのはサラミ。穏やかだったピノ・ノワールが急に暴れ出す。

神の雫・ソムリエ評価

ソムリエの鈴木培稚(ますぢ)さんは2021年をテイスティング。バランスが良く飲みやすい。甘味がきて綺麗な酸があって余韻が長い。ピノ・ノワール初心者におすすめと絶賛。

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