
- 生産者(ドメーヌ):コンチャ・イ・トロ
- 国:チリ
- 生産地(テロワール):カサブランカ・ヴァレーなど
- ブドウ品種:ピノ・ノワール
- 年代(ヴィンテージ):2022年
- 栓:スクリューキャップ
- アルコール度数:13.5%
- 飲み頃の温度:16℃前後
- 合う料理:冷やしうどん、唐揚げ、UFO焼きそば
- 楽天価格:1,290円(税込)
貯蔵してあったワインの美味しさから盗み飲みが絶えなかったため、創立者が「この蔵には悪魔が棲んでいる」と噂し、ボトルに悪魔のロゴを入れるようになったカッシェロ・デル・ディアブロ。樽熟成のタバコの香りがありつつ、花の香りがする力強いピノ・ノワール。
味わい

グラスに鼻を近づけた瞬間、深く乾いた森の香りが立ち上る。湿ったタバコの香。その奥に、不意に現れる一輪の花のような甘やかな余韻。優しさと鋭さ。香りの繊細さと、芯にある鉄のような強さ。
口に含めば、ほどよいタンニン。控えめな果実味と、静かに支える酸。過剰な装飾を拒んだ、まるで鍛え抜かれた舞踏家のようなバランス感覚。踊らない。だが、構えている。その構えに、美が宿る。
料理とのマリアージュ

公式(輸入を手がけるKIRIN)のおすすめは、鶏肉、豚肉、脂ののった魚料理など
ぶっかけ冷やしうどん
自分でも絶対に合わないと思ったが、悪くない。一口すすった瞬間、偏見は崩れた。悪魔のワインが、つゆの塩味と寄り添っている。寄り添うどころか、麺の涼しさをそのまま抱きしめていた。
唐揚げ
唐揚げでは、その表情が変わる。ピノ・ノワールが持つ“厳しさ”が顔を出し、衣の香ばしさを受けて、ワインの酸が生きる。柔らかくも、毅然とした主張。
写真はないが、まいばすけっと「タコとバジルのサラダ」とも相性良し。
生ハムとUFO焼きそば

最も驚かされたのは、UFO焼きそばと生ハムとのペアリング。不良同士の出会いが、奇跡を起こす瞬間。焼きそばの甘辛いソース、生ハムの塩味、そのどちらもが、ワインの酸味を“消し”、代わりに“ボディ”を押し上げていく。
おすすめワイングラス

ピノ・ノワールなどタンニンが穏やかで、繊細な果実味の赤ワインはブルゴーニュ型のワイングラスがおすすめ。大きく膨らんだボウル(丸みのある膨らんだ形状)と狭くすぼまった飲み口の形が、複雑な香りをしっかりと閉じ込め、飲む瞬間に豊かに広がらせる役割を果たす。ボウルが大きいことでワインが空気に触れる面積が広がり、エレガントな果実味と繊細なニュアンスがより際立つ。飲み口が狭いため、ワインが舌の中央に流れ込み、酸と甘みのバランスが取れた滑らかな味わいを楽しめる。
葡萄(セパージュ)
「神がカベルネ・ソーヴィニヨンを作り、悪魔がピノ・ノワールを作った」と言われるほど栽培が難しい葡萄。ブルゴーニュの赤ワインに使われ、ボルドー(メドック)のカベルネ・ソーヴィニヨンと並ぶ代表品種。
繊細で気難しい品種で栽培のハードルが高い。爽やかな酸味と軽やかなコクがあり、赤ワインの渋味が苦手な人でも飲みやすい。「赤ワインはピノ・ノワールしか飲まない」という人もいる。「おてんば娘のぶどう樹」と呼ばれるほど環境の影響を受けやすくデリケート。長期の熟成に耐えられる。
生産者(ドメーヌ)

コンチャ・イ・トロ社は、チリ最大のワインメーカー。1883年にスペイン人のメルチョル・コンチャ・イ・トロが創業し、ボルドーからカベルネ・ソーヴィニヨン、ソーヴィニョン・ブラン、セミヨン、メルロー、カルメネールなどのブドウの株を持ち込んだ。メルローと混植されていたカルメネールを初めて単独で栽培した先駆者としても知られる。コスパ抜群のワインで人気を誇る「コノスル」「カーサ・スベルカソー」も手がけるなど、チリワイン界を牽引する最強ドメーヌ。
生産地(テロワール)

カッシェロ・デル・ディアブロのピノ・ノワールは、カサブランカ・ヴァレー、リマリ・ヴァレーなど複数の畑の葡萄をブレンドしている。
標高が400mほどのカサブランカ・ヴァレーは冷涼な地中海性気候。南極からの寒冷な海流の影響を強く受ける。一年中霧のかかった朝と涼しい風のおかげで、葡萄の成熟がゆっくり進む。昼には20℃位まで気温が上昇する激しい寒暖差で、滑らかで香り豊かなワインに仕上がる。赤色粘土を含んだ鉱質土壌でミネラルが豊富。
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