- 生産者(ドメーヌ):カセラ・ファミリー・ブランズ
- 生産地(テロワール):オーストラリア/グリフィス近郊
- 年代(ヴィンテージ):2023年
- 品種:シャルドネ
- 栓:スクリューキャップ
- 熟成:記載なし
- アルコール度数:13%
- 飲み頃の温度:8〜10℃
- 楽天価格:935円
千円以下の安旨ワイン。イエローテイルはコンビニにあるがシャルドネが少ないのがもったいない。ワイン単体でも料理と合わせてもフードフレンドリーな万能ワイン。
生産者(ドメーヌ)
カセラ・ファミリー・ブランズはイタリアから1969年に移住したジョン・カセラ氏の両親がシドニーより西へ約400キロのグリフィス近郊に設立したワイナリー。2001年にアメリカで発売したイエローテイルが輸入ワイン全米NO.1の売上記録を樹立。イエローテイルの生産数は驚異の年間10億本を誇る。ジェイコブス・クリークと並んでオーストラリアを牽引するワイン企業。
生産地(テロワール)
オーストラリア南東のニューサウスウェールズ州はオーストラリアワイン発祥の地。首都キャンベラやシドニーがある地域。赤ワインのシラーズや白ワインのセミヨンの栽培が盛ん。16の地域にわかれ、グリフィスがあるリベリナは州で最も大きなワインの生産地。1912年からワインを造り始め、赤土の上にブドウの木が植えてある。
葡萄品種(セパージュ)
オーストラリアのシャルドネはトロピカルフルーツやアプリコットなどの香り、しっかりした味わいに仕上がる。熟成に使う樽によっても味わいは大きく変わる。同じニューサウスウェルズ州のシャルドネにセブン・イレブンで買える「デ・ボルトリ」があるが、イエローテイルのほうが遥に美味しい。
エチケット(ラベル)
動物のイラストをラベルに描くクリッターワイン。原住民アボリジニーをイメージしたワラビーのデザイン。尻尾が黄色なので「イエローテイル」。その下にシャルドネの文字。
スクリューキャップの華やかな黄色でワインセラーから出すときに気分が明るくなる
味わい
千円以下ではかなり美味しい。トロピカルで夏を感じるシャルドネ。酸のキレが強い。暖かい季節におすすめ。以前、飲んだオーストラリアの千円以下のシャルドネが美味しくなかったので疑っていたが、コストパフォーマンス的に大満足。素晴らしい。開けて2日目以降から美味しくなるのもポイント高し。
料理とのマリアージュ
- キノコのソテー:○
- 鶏の唐揚げ:○
- ロックフォールチーズ:○
- パルミジャーノチーズ:○
- 焼き鳥もも(塩):△
- お刺身:△
- おはぎ:×
公式サイトのおすすめは白身の刺身、パスタ、グラタン、焼き鳥。ワインブックスの前場さんおすすめはクリームパスタ、キノコのソテー。リッチな味わいがあるから唐揚げとも合う。キノコのソテーはバターのクリーミーさとM&Aしてシャルドネがクリーミーなワインに変わる。唐揚げやチーズ類はシャルドネのクセがとれてスッキリする。
公式サイト(輸入を手がけるサッポロビール)が勧めていた焼き鳥もも(塩)、魚の刺身、おはぎはイマイチ。悪くはないが、お互いの良さが出ない。
ソムリエ評価
美味しくないものは動画をボツにする前場さんが称賛。品質が高く、シャルドネの特徴がよく出ている」と称賛。黄金色でグラスを斜めにして縦に戻すと、グラスの内側でワインがじっとりとワインが伝う。アルコールやエキス分が充実しているワインの証。熟成は記載されていないが前場さん曰く「最初に甘い香りが来るのは樽熟成の証。ただしオークチップが使われている」とのこと。
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