ワインの聖書

葡萄酒という神の雫への巡礼。家の飲みホームワイン。孤高のワインを届けます。

リバリス・ホワイト(ブランコ)

リバリス・ブランコ

  • 生産者(ドメーヌ):マエティエラ
  • 国:スペイン
  • 生産地(テロワール):リオハ州カラオラ
  • 年代(ヴィンテージ):2021年
  • 品種:モスカテル・デ・グラノ・メヌード、ビウラ、マルバジア
  • 栓:コルク
  • 熟成:2ヶ月間シュール・リー
  • アルコール度数:12%
  • 飲み頃の温度:記載なし
  • 販売価格:税込2,400円

『神の雫』でロゼワインが登場したリバリスの白ワイン。衝撃の南国感と美味しさ。ハワイにワープできる。2000円台で買えるのが素晴らしい名酒。

生産者(ドメーヌ)

リバリス・ブランコ

画像引用:マエティエラ・ワイナリー

マエティエラ・ワイナリーはリオハ東部のカラオラで白ワインを専門に扱うワイナリー。ロゼワインも造っている。1999年、小粒のマスカットを使って甘口ワイン「メランテ」と「リバリス」を造っている。

生産地(テロワール)

バジェス・デ・サダシア

リオハはスペインの北東部に位置する最高峰のワイン産地。マエティエラ・ワイナリーの畑は1999年に植えられた葡萄畑。平均樹齢25年の木から採れる葡萄を使い、8月第3週の夜に収穫する。リバリス・ブランコの熟成は2ヶ月間シュール・リー。シュール・リーとは、発酵が終わったタイミングで澱をタンクの底に残しておき、澱と一緒に熟成させておく製造手法。ワインに旨味が溶け出し、爽やかな飲み心地になる。

葡萄品種(セパージュ)

どれも聞き慣れない葡萄品種。3種類をアッサンブラージュ(ブレンド)している。

モスカテル・デ・グラノ・メヌード

発芽が早く、石灰質土壌を好む葡萄品種。地中海東部が起源の品種で、スペインのアンダルシアやナバーラを中心に栽培される。甘口ワインに使われることが多く、アロマ、アルコール度数、酸度が高いワインになる。

ビウラ

ビウラ(Viura)はカタルーニャ州で別名「マカベオ(Macabeo)」。主にスペインのリオハ、アラゴン、ナバーラやフランスのラングドック・ルーション地域で栽培され、主にスペインのスパークリングであるカバ(cava)に使用される。スペイン国内では白ブドウの栽培量で2位。熟成度合いや産地によって味わいの特徴が異なるが、一般的にはフルーティーで程よい酸味、グレープフルーツのような柑橘系の苦味がある。よく熟成をさせることで、フローラルなアロマが際立った芳香性のワインになり、逆に早めに収穫するとミネラル感のある爽やかなワインになる。オーク樽とも相性が良く、黄金色の輝きとシャルドネのような厚みのある味わいとなる。

マルバジア

スペイン、ポルトガル、クロアチア、スロヴェニア、イタリアなどで栽培されている白ブドウ品種。スペインではマルバジアと呼ばれるが、各地で様々な呼び名がある。香り豊かなワインが造られる。

エチケット

おしゃれでトロピカルなエチケット。他の気取ったワインとは一線を画し親しみやすい。100点に近いデザイン。

リバリス・ブランコ

キャップやコルクにも「LIBALIS」が刻字されている。

リバリス・ブランコ

味わい

リバリス・ブランコ

トロピカル。南国感満載。宮崎や沖縄、グアムでもなくハワイの朝。この味が忘れられない移動祝祭日。ポカリスウェットのCMとディーン『瞳そらさないで』が流れてくる。

おすすめのワイングラス

リバリス・ブランコ

真ん中の白ワイングラスがおすすめ

通常の白ワイングラスが爽やかでおすすめ。

料理とのマリアージュ

リバリス・ブランコ

  • エビとタコとブロッコリーのオリーブオイル炒め:⚪︎
  • フライドポテト:⚪︎
  • 麺つゆの和風パスタ:⚪︎
  • ベーコンのポテトサラダ:△
  • グラナ・パダーノ:△
  • 生ハム:△

だいたいの料理には合う。ただしワインのポテンシャルが高いので、単体で飲むのが一番おいしい。

リバリス・ブランコ

マクドナルドのポテトと合わせたら南国感が増す。意外な組み合わせかもしれないが、麺つゆの和風パスタと合うので試してみてほしい。

神の雫・ソムリエ評価

無し。リバリス・ブランコを知らないのは本当にもったいない。ブラインド・テイスティングのチャンネルに視聴者提供ワインとして送りたいところ。