ワインの聖書

葡萄酒という神の雫への巡礼。家の飲みホームワイン。孤高のワインを届けます。

月山ワイン山ぶどう酒

月山ワイン山ぶどう酒

  • 生産者(ドメーヌ):庄内たがわ農協協同組合 月山ワイン 山ぶどう研究所
  • 国:日本(山形県
  • 生産地(テロワール):鶴岡市
  • 年代(ヴィンテージ):2023年
  • 品種:山ぶどう100%
  • 栓:コルク
  • 熟成:記載なし
  • アルコール度数:7%
  • 飲み頃の温度:13~15℃
  • 楽天価格:3,180円

JAが運営する珍しいワイナリー。東北らしく雪室で保管。廃道となったトンネルを使ってワインを貯蔵する。標高1,984mの山形の名峰・月山。松尾芭蕉の『おくの細道』では「雲の峯 幾つ崩て 月の山」と詠んだ。その月山の名を冠した月山ワイン。「山葡萄ならいっぱいある」と、昭和55年に3000本のロゼワインから始まった。その代表酒が山ぶどう酒。地元・朝日村で育てた山ぶどう100%で醸造した甘口ワイン。食後にスイーツと合わせるデザートワイン

エチケット(ラベル)

鮮烈で深い紅色。だが優しい。同じ山形の名産さくらんぼを思い出す。大塚愛の歌を思い出す。幸せの空、笑顔が咲くエチケット。

味わい

甘くてスッキリして喉を潤してくれる。山で観る池塘のような眼のオアシス。でもまだ登山は終わっていないよと言っているような、七合目の山小屋で飲むような赤ワイン。開けて2日目は少し酸が出てきて薔薇のつぼみを飲むよう。違った味わいで美味しい。

料理とのマリアージュ

月山ワイン山ぶどう酒

チーズケーキと

デザートワインなのでスイーツと合う。トマトパスタで試したら合わなかった。甘いスイーツと合わせることで眠っていたタンニンが目を覚ます。今まで甘えん坊だった葡萄酒がグッと官能的になり、お姉さん感を出す。弟ができたことで大人の階段を上る、姉弟のマリアージュ

神の雫

登場なし。代わりにノスタルジー溢れるYouTube動画の紹介。かつての製造工程がわかる。