
- 生産者(ドメーヌ):秩父ワイン
- 国:日本
- 生産地(テロワール):埼玉県(秩父)
- ブドウ品種:甲州(白)
- ブドウ品種: 輸入果実酒、マスカット・ベーリーA(赤)
- 年代(ヴィンテージ):NV
- 栓:スクリューキャップ
- アルコール度数:12.0%
- 楽天価格:4,048(税込)
名峰が屏風のように並ぶ埼玉県の秩父・両神山の麓で造られる日本ワイン。名湯・満願の湯の売店で購入した。秩父の土の香り。山の静けさ。町の人々のやさしさが息づく。
味わい

白ワインは、朝霧の立ち込める秩父の山々を想わせるように淡く静か。ふわりとした果実の香りの奥に、アルコールの密やかな存在感がひそんでいる。芯は強くない。それでも、どこか芯が通っている。「柔らかさの中に、意志がある」といった味わい。

最初に感じるのは“まろやかさ”。すぐにその裏から顔を出すのが、軽やかな果実の輪郭。重たくはない。でも薄っぺらくもない。ふとした帰郷の際、母が出してくれた煮物のように、懐かしくて、優しい。
赤い果実のニュアンスが、舌の上に優しく降りる。タンニンは控えめ。強さよりも「寄り添う力」をもった赤ワイン。
料理とのマリアージュ

・赤ワイン:公式サイトのおすすめは、煮込みハンバーグ、焼肉
・白ワイン:公式サイトのおすすめは、サーモンフライ(タルタルソース)、鯵の塩焼き(レモン)、ホタテ貝のソテー(レモン)、若鶏のクリームシチュー、チーズ(リコッタ/カマンベール)

秩父は味噌の町。このワインも味噌の息吹と合う。赤ワインは、不思議なほどに味噌の塩気が和らぎ、ワインが持つフルーティーな甘みがふくらむ。タンニンが溶け、スープのコクが増す。白も負けていない。淡くまろやかな風味が、味噌の力強さを優しく包み込む。味噌の山に、淡雪が降るような美しさ。
和食と合うかと思いきや、「ひじき煮」は、赤白ワインともに相性がよくない。


秩父ワインの公式がすすめる通り、白ワインとカマンベールの組み合わせは悪くない。チーズのクリーミーな甘みを、白のやわらかな酸味が引き立てる。
サラミは両者ともに及第点。悪くないが、特別でもない。
葡萄(セパージュ)

源作印ワインの白ワインの葡萄は、甲州100%で造られる。甲州は日本唯一の伝統品種。栽培の歴史は1000年以上。日本ワインで最も生産量が多く、和食と相性がいい。
赤ワインはチリ産の葡萄と、山梨県産のマスカット・ベーリーAをブレンドしている。マスカット・ベーリーAは、日本で最も代表的な赤ワイン用ブドウ品種。日本ワインの父と呼ばれる川上善兵衛が、1927年に開発したブドウ品種であり、甘酸っぱくて、フルーティーな味わいが特徴。
生産者(ドメーヌ)

秩父ワインは、埼玉県秩父市に拠点を構える老舗ワイナリー。地元で育ったブドウを中心に、秩父の風土を映し出すワイン造りを続けている。
夏は暑く湿度が高い。昼夜の寒暖差が大きく、秋にはしっかりとした糖度と酸を持ったブドウが育つ。冬は雪も降る寒冷地でありながら、日照量は多く、四季のメリハリがワインの骨格を形成する。
土壌は、水はけが良いことから、過湿による根腐れのリスクが少なく、健全なブドウ栽培が可能。標高差や斜面の向きによっても微気候が生まれ、多様な表情を持つ区画が点在する。
秩父の山々に囲まれた静謐な土地で生まれる秩父ワインは、どこか素朴で温かく、手仕事の温もりが伝わる一本。長い年月をかけて育まれてきた伝統と土地の記憶が、グラスの中に息づいている。
源作印は、両神山のふもとで生まれ 育った浅見源作が、ワインがまだ一般的でなかった時代に試行錯誤して1938年に完成させた。代々家族に受け継がれ、「源作印ブランド」になっている。
源作印ワインが買える温泉
源作印ワインが造られる両神山
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