- 生産者(ドメーヌ):Àngela Marquès Rigol
- 国:スペイン
- 生産地:カタルーニャ州ペネデス
- 年代(ヴィンテージ):NV
- 葡萄:チャレロ、マカベオ、パレリャーダ
- 栓:コルク
- アルコール度数:11.5%
- 熟成:瓶内二次発酵12ヶ月以上
- 販売価格:1,738円(まいばすけっと)
まいばすけっと(イオン)のトップバリューのプライベートブランドのカヴァ(スペインのスパークリング)。シャンパーニュと同じ製法で造り、1000円台なのに美味しいワイン。
特に銘酒と呼べるのが半甘口の「セミ・セコ」。セミ・セコ(Semi Seco)は残糖度32~50g/lのワインで、スペインのスパークリングワインの半甘口を表す。イタリア語ではセミ・セッコ(Semi Secco)、フランスのシャンパーニュでは、ドゥミ・セック(Demi-Sec)。3カ国で呼び名が異なる。
生産者(ドメーヌ)
アンジェラ・マルケス・リゴルはバルセロナがあるカタルーニャ州があるペネデス地方にある伝統的なカヴァ(スパークリングワイン)の製造業者。日本では知られていないがスペインでは超有名なブランド。日本のイオングループと契約してカヴァを輸入しており今後、輸出が増えてほしいワインメーカー。
生産地(テロワール)
カタルーニャ州ペネデスはバルセロナから数キロしか離れていない地中海の沿岸から内陸の山岳地帯まで多様な地形がある。地中海性気候で乾燥した夏と温暖な冬。土壌は石灰を含んだローム室で水を蓄える。ペネデスは白ブドウの生産が全体の約80%を占め、スパークリングの葡萄は海と山の中間で作られることが多い。
葡萄品種(セパージュ)
スペインのカヴァは、チャレロ、マカベオ、パレリャーダの3種類から造られることが多い。リゴルのブレンド比率は非公開。チャレロはスペイン原産の葡萄品種でカヴァを造るために使われる3つの伝統的な品種のうちの1つ。マカベオはカタルーニャ地方が最も生産が多い葡萄で使用比率がもっとも高い。酸味が強く、花やハーブの香りがある。パレリャーダもカタルーニャ地方の地葡萄でアロマティックで花の香り、酸度がある高級白葡萄。
味わい
ブリュット(辛口):果実味が少なくキリッとした個性が強い。
セミ・セコ(半甘口):まろやかな甘さ。黄金の泡が優雅に舞う。完熟の白桃を頬張ったような官能の甘美。それでいて野暮ではない。ワイン好きをも唸らせる余韻の深みがある。夜に忍び込む一筋の甘い囁き。飲めば、もう離れられない。
「リピートするなら、迷わずセミ・セコ」
辛口ならファミマのドン・ロメロがおすすめ。
コルクなので、すぐに飲み干さない場合はシャンパン・ストッパーを使う。
おすすめワイングラス
ブリュットもセミ・セコも、泡立ちの良さを考えて、良いフルートグラスで飲むのがおすすめ。
料理とのマリアージュ
- オリーブ:○(No. 1)
- ポテトチップス:○
- 納豆:○
- カルボナーラ:○
- チーズ:○
- 生ハム:△
スッキリしてクセが強くないので、大体の料理に合うフードフレンドリー。ワイン自体の味も料理との相性もセミ・セコを推したい。
セミ・セコのカヴァは、どんな料理にも寄り添う懐の深さを持つ。その中でも最強の相手はスペインのオリーブ。
ひと口、オリーブを噛めば、鮮烈な酸味が舌を刺激する。そこに、カヴァの甘美な泡がそっと包み込み、角を丸める。喧嘩しないが、冷戦でもない。互いに言葉は交わさずとも、秘めたる情熱で支え合う。戦場で背中を預ける戦友のよう。「静かなる情熱のデュエット」が味わえる。
カプリチョーザのトマトとニンニクのパスタも相性よし。甘い炭酸が運動後のスポーツドリンクのように喉を潤す。90年代のポカリスウェットのCM。
チーズは合うが、生ハムは少し臭みが強調される。
カルボナーラは塩味、チーズの甘みと炭酸が合う。
納豆の醤油タレともスパークリングは相性バッチし。
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