- 生産者(ドメーヌ):ロシュ・マゼ
- 国:フランス
- 生産地(テロワール):ラングドック
- 年代(ヴィンテージ):2022年
- 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
- 栓:スクリューキャップ
- 熟成:記載なし
- アルコール度数:13%
- 飲み頃の温度:16~18℃
- 楽天価格:990円(コンビニ1,078円)
世界で最も売れているフランスワイン。千円前後の赤ワインでは奇跡的な美味しさ。ローソンやセブンイレブンなどコンビニでも買える。コンビニワインを試飲したフランス人全員が圧倒的ナンバーワンに挙げ、1万円以上のワインしか飲まないという女性も絶賛。もう1万円のワインを買わなくていいと言い切った。
生産者(ドメーヌ)
世界で最も売れているフランスワインのブランドがロシュ・マゼ 。「ロシュ・マゼ」の名前の由来は「ROCHE(ロシュ)」がペイ・ドック地方のテロワールである粘土石灰質土壌に由来し、「MAZET(マゼ)」は南フランスでよく見られる小屋を意味する。ドメーヌはカステル社。1949年、カステル9人兄弟姉妹がボルドー地方で創設。半世紀で欧州最大のワイン・グループに成長。フランスのほぼ全域のワインを揃えている。
ロシュ・マゼの創立者は醸造家トマ・ランクレ氏。樽を効かせたスタイルのワインを購入しやすい価格で造り、フランス人に親しみのあるボルドー型のボトルの使用。1998年に立ち上げてから、わずか20年でフランスNo. 1メーカーに押し上げた。
生産地(テロワール)
テロワールは南フランスのラングドック・ルーション地方のペイ・ドック。カジュアル・ワインの生産地として有名。地中海沿いに広がり数百キロメートルの浜辺が広がっている。乾燥した土壌や切り立った斜面や起伏の多い山々、ガリッグ(石灰質の乾燥地帯にみられる灌木の林)といった豊かな風景を生みだす。太陽の降り注ぐ広大な土地で58種類の葡萄が栽培される。沿岸の砂質地域、平野と丘陵斜面の石灰岩、頁岩、粘土、小石の砂利と多様。豊かな日照量と適度な乾燥の地中海性気候、
ブドウ品種(セパージュ)
カベルネ・ソーヴィニヨンは世界で最も栽培される葡萄品種。赤ワインの王様の存在。フランスのボルドー地方の黒葡萄。17世紀、カベルネ・フランとソーヴィニヨン・ブランの交配で生まれたと考えられている。実が小粒で皮が厚くタンニンが豊富で樽熟成と相性が良く長熟なワインになる。若いうちは渋くて酸っぱい。ピーマンの香りであるピラジンが含まれ、熟しきっていないと香りが残りやすい。
エチケット(ラベル)
シンプルにワイナリーの墨絵、金字でロシュ・マゼ。赤でカベルネ・ソーヴィニヨンとシンプルながら高貴な印象。
味わい
カベルネとは思えないほどクセがなく飲みやすい。一口目はキレのような鋭さを感じるが、二口目からはまったり、すっきり。やさしい。2日後に飲んでも甘さがフワッと広がる。かなり秀逸。3日目までは酸味が気にならない。3日間で飲み切るのがおすすめ。
おすすめワイングラス
赤ワイングラス、白ワイングラス、クープ型の3つで試した。おすすめはクープ型。飲みやすくなり、舌にまったりとカベルネの味が水平線に広がる。赤ワイングラスはキレが出る。
料理とのマリアージュ
- 羊チーズ(ペコリーノチーズ):◎
- プレーンチーズ:△
おすすめはクセのあるチーズ。口いっぱいの塩味を洗い流し、チーズの臭みを消してスッキリ感が高まる。フワッと華やかなカベルネの余韻が広がる。プレーンは喧嘩はしないが調和がない。
神の雫・ソムリエ評価
ペアリングマイスター森上氏が絶賛。なめらかな口当たり、口中の広がりが豊か。酸味がしっかりしてタンニンのキメが細かい。