
- 生産者:ロベール・シャルルマーニュ
- 国:フランス
- 生産地:シャンパーニュ
- 年代(ヴィンテージ):NV
- 品種:シャルドネ100%
- 栓:コルク
- アルコール度数:12%
- 飲み頃の温度:4〜8℃
- 販売価格:税込3,748円
ハーフボトル(375ml)のシャンパーニュ。スパークリングの中でも特に優しい「記憶を優しく包みなおす」シャンパーニュ。
味わい

小ぶりなハーフボトルの中に閉じ込められていたのは、泡ではなく風景。細やかな泡がしとやかに立ち上り、春の朝露が、夏の光に溶けていくかのように静か。
口に含むと、ふわりと柔らかく、それでいて芯のある酸が立ち上がる。優しいだけではない。しっかりと支えのある味わい。その余韻は、季節が移ろうように、春と夏が静かに交差する。
料理とのマリアージュ

シャンパーニュは食前酒に飲まれることが多いが、本当の力は、料理との対話にある。寿司と合わせれば、日本酒すらも凌駕するような包容力を見せる。米の甘み、海苔の香ばしさ、魚の旨み、醤油の塩味。すべてをこの泡が、やわらかく、静かに抱きしめてくれる。

天ぷらもいい。衣の油分を、泡が清らかに洗い流していく。つかの間の背徳すら許される、赦しのような味わい。鶏の炭火焼も決して異文化ではない。

ペペロンチーノのハーブと苦味が、この泡としっかり握手する。握手の音が聞こえるようだ。パチン、と、優しい音を立てて。
生産者(ドメーヌ)

ロベール・シャルルマーニュは、ル・メニル・シュール・オジェ村に拠点を置く小規模なRM(レコルタン・マニピュラン)。所有するブドウ畑は4ヘクタール強で、すべてシャルドネ種を栽培。醸造には昔ながらの垂直式木製プレス機を使用し、流行や利便性に流されず、ワイン造りの原理を貫く姿勢が特徴。
こだわりから生まれるブラン・ド・ブランは、現代シャンパーニュの頂点のひとつとされ、ヨーロッパ中の愛好家から予約が殺到し、常に完売状態となっている。輸出される量はごくわずかで、非常に入手困難なシャンパーニュとして知られている。
生産地(テロワール)

シャンパーニュ地方はフランス北部に位置し、ブドウ栽培の限界とされる冷涼な気候にある。夏は短く涼しく、日照時間も限られるが、この気候が繊細な酸を持つブドウを育てる。土壌は主に白亜質(チョーク質)で、水はけがよく、根が深くまで伸びることでミネラルを吸収しやすい。特にモンターニュ・ド・ランスやコート・デ・ブランなどの地区ごとに異なる土壌特性があり、ワインの個性を形づくっている。この冷涼で独特な環境こそが、世界に類を見ないシャンパーニュの味わいを支えている。
ル・メニル・シュール・オジェ村は、コート・デ・ブラン地区に位置し、冷涼な気候と水はけのよい白亜質土壌により、ミネラル豊富でキレのある酸を持つシャルドネが育つ「シャルドネの聖地」とされる。栽培されているブドウのほとんどがシャルドネであることから、若いうちはシャープで引き締まった印象ながら、熟成によって複雑で深みのある味わいへと変化する長期熟成型のブラン・ド・ブランを生み出し、サロン、ドゥラモット、ピエール・ぺテルス、ロベール・シャルルマーニュなど名だたる造り手が集うこの村のシャルドネは、「緊張感ある骨格とミネラルが際立つ」と評され、シャンパーニュを語る上で欠かせない存在となっている。
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