
- 生産者(ドメーヌ):パラッツォ・ヴェッキオ
- 国:イタリア
- 生産地(テロワール):トスカーナ州
- 年代(ヴィンテージ):2022年
- 品種:サンジョベーゼ
- 栓:スクリューキャップ
- アルコール度数:12.5%
- 飲み頃の温度:18℃前後
- 合う料理:ペペロンチーノ、牛肉
- 販売価格:税込966円
「まいばすけっと」など、イオングループで売っている千円以下の格安キャンティ。トスカーナの陽光をボトルに詰め込んだスッキリな味わい。
ワインが高級である必要はない。心にふっと風が吹く感じ、それで十分。日々の忙しさの中に小さな詩を差し込んでくれる、そんなデイリーワイン。
味わい

ルビー色が踊り、素朴でありながらどこか気品ある香り。タンニンは穏やかで、赤い果実のフルーティなニュアンスが広がる。その奥には、微かに感じる甘やかな余韻。通い慣れた路地裏のカフェで、エスプレッソのあとに差し出された小さなドルチェのような、心地よいサプライズ。
料理とのマリアージュ

牛肉のペペロンチーノがベストパートナー。ニンニクの刺激も、ワインの酸味も、お互いをまろやかに包み込み、尾崎豊の『優しい陽射し』のように、輪郭をそっと撫でてくれる。

まいばすけっとで買える冷凍の「トマトピッツァ」も悪くない。キャンティなので、もっとトマトの酸味と寄り添うと思いきや、そこまで調和しない。「今日は難しいことは抜きにしよう」とキャンティがささやいているかのよう。肩肘張らないワインだから、冷凍食品やレトルトといった日常の食卓でも、旅先のトラットリアのような温もりを添えてくれる。

同じく、まいばすけっとで売っているレトルトの「トマトカレー」も悪くない。マリアージュしないが、辛味をまろやかにして、フルーティさは失われない。

まいすけっと3連発。カマンベールチーズと、バジルとタコのサラダ。料理としては、まいばすけっと最高峰だが、キャンティとの相性とは、そこそこ。
葡萄品種(セパージュ)

キャンティに使われるサンジョベーゼはイタリアのトスカーナ州を中心に栽培される赤ワインの黒葡萄。ラテン語のsangius(血)とJoves(ジュピター)の合成語。意味は「ジュピター(ローマ神話の神)の血」。成熟が遅く、暑い年には濃厚でアルコール分が高く長期熟成に耐えるワインになり、冷涼な年には酸とタンニンが強くなる。基本的には、トマトに合う葡萄品種。サンジョベーゼは軽やかなタイプと力強いタイプがあり、今回は前者。
生産地(テロワール)

キャンティはイタリア中部、トスカーナ州に位置する伝統的なワイン産地。キャンティ・クラシコなど、複数のゾーンに分かれている。
気候は地中海性気候に分類され、夏は暑く乾燥し、冬は比較的穏やかであるが、内陸部に位置するため朝晩の寒暖差が大きい。この寒暖差がブドウの酸と糖のバランスを保ち、風味豊かなワインの基礎となる。
土壌は多様で、石灰岩、粘土、砂質、さらには砕けた岩石が混じる痩せた土地が広がっている。痩せた土壌はブドウの根が深く伸びることを促し、凝縮感のある果実を生み出す。特にサンジョヴェーゼ種に適しており、この地の風土との相性は抜群。
丘陵地帯が多く、標高は250~600メートル程度。斜面に植えられたブドウ畑は排水性が良く、日照量にも恵まれているため、質の高いブドウ栽培が可能となる。
生産者(ドメーヌ)

パラッツォ・ヴェッキオは、トスカーナ州の標高280〜350メートルに広がる13区画・25ヘクタールのブドウ畑を有する家族経営のワイナリー。
ワイナリーの起源は1300年代に遡り、かつては教皇領とトスカーナ大公国の国境に位置する戦略的な農園だった。ルネサンス期にはフィレンツェの公共機関が所有し、その後1950年代にリッカルド・ゾルツィ伯爵がワイン造りを再興。1990年には初のリゼルヴァが誕生し、「パラッツォ・ヴェッキオ」としての歴史が幕を開けた。
現在はルカとマリア・ルイーザのスベルナドーリ兄妹が運営し、年間5万本のワインを丁寧に生産している。醸造にはフレンチオークの大樽を用い、敷地内にはオリーブ畑や養蜂場も併設している。
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