ワインの聖書

葡萄酒という神の雫への巡礼。家の飲みホームワイン。孤高のワインを届けます。

マルケシニ・ブリュット〜千円未満の奇跡、泡に宿るイタリアからの贈り物

マルケシニ ブリュット

  • 生産者(ドメーヌ):マルケシーニ・ファミリー・ワイナリー
  • 国:イタリア
  • 生産地(テロワール):ヴェネト州ヴェローナ県
  • 葡萄品種:不明
  • 年代(ヴィンテージ):NV
  • 栓:コルク
  • アルコール度数:11%
  • 熟成:記載なし
  • 飲み頃の温度:記載なし
  • 価格:税込823円(まいばすけっと)

まいばすけっとで買える1000円以下のイタリア安旨スパークリング。品種は非公開だが、イタリア最大の湖であるガルダ湖の南東部で栽培された葡萄を使用。この価格帯ではトップクラスの品質を誇り、「1000円未満の最高峰スプマンテ」と言っても過言ではない。湖畔に吹き抜ける風が、ひとしずくの泡に姿を変えたかのよう。スプマンテという名の詩。キンキンに冷やして飲むべし。

味わい

マルケシニ ブリュット

淡い果実味と泡、強い酸味。スッキリしていて爽快。余韻にも心地いいオレンジの柑橘系の酸味が残る。夏に最高のスプマンテ(スパークリングワイン)。食前酒として最高の仕事をする。

舌の上をすべる優しい果実のささやき、鋭くも澄んだ酸味。ピアニストが奏でる一音のように、感情の芯を射抜いてくる。残る余韻には、オレンジのような、仄かにビターで爽やかな柑橘。価格にして1000円以下という現実が、スプマンテの魔法をより際立たせている。ちょっとスパークリングが飲みたくなったとき、友人の家に食事に呼ばれたとき、この一本を選択すれば間違いはない。

生産者(ドメーヌ)

マルケシニ・ブリュット

イタリア北東部ヴェネト州の家族経営ワイナリー「マルケシーニ・ファミリー・ワイナリー」は、観光地として有名なヴェネツィアに近く、「イタリアワインの首都」と呼ばれるヴェローナ県にある。

ワイナリーの始まりは1950年代。創業者のプリニオは戦後、約10年にわたり農園で働きながらブドウ畑を購入していった。その情熱は家族に受け継がれ、現在では世界中にワインを輸出するワイナリーへと成長している。

生産地(テロワール)

マルケシニ・ブリュット

ワイナリーは10ヘクタールの土地を所有し、畑は4つの区画に分かれており、年間およそ900kgのブドウが収穫される。

ガルダ湖周辺の穏やかな気候と、砂岩や砂利を含んだミネラル豊富な土壌が、ブドウに複雑さと清涼感をもたらす。この恵まれた自然環境こそが、マルケシーニ・ファミリー・ワイナリーのスプマンテに個性を与えている。

料理とのマリアージュ

マルケシニ・ブリュット

イタリアといえば生ハム、チーズ。互いの旨みを邪魔せず、心地よく喉を抜けていく。生ハムは、旨味が舌の上でたおやかに舞い、チーズは互いの個性を尊重しながら、静かに響き合う。

マルケシニ・ブリュット

鳥羽周作シェフの「白アラビアータ」とも相性よし。怒涛の辛味の中を、やわらかな泡がすっと通り抜ける。修行僧のように余計な熱を鎮め、心を無にしてくれる。

マルケシニ・ブリュットは、普段着の価格帯に身を包みながら、口にした者の記憶には、確かに名前を刻む。それが、マルケシーニという名のスパークリング。

まいばすけっと至高ワイン

ワインを美味しく飲むためのアイテム