ワインの聖書

葡萄酒という神の雫への巡礼。家の飲みホームワイン。孤高のワインを届けます。

コノスル・ソーヴィニヨン・ブラン・ビシクレタ・レゼルバ

コノスル・ソーヴィニヨン・ブラン・ビシクレタ・レゼルバ

  • 生産者(ドメーヌ):ヴィーニャ・コノスル
  • 国:チリ
  • 生産地(テロワール):セントラル・ヴァレー
  • 年代(ヴィンテージ):2022年
  • 品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
  • 栓:スクリューキャップ
  • 熟成:ステンレスタンクで4ヶ月間
  • アルコール度数:12%
  • 飲み頃の温度:6℃~10℃
  • 楽天価格:759円

1000円以下で脅威の美味しさ。格付けチェックで高いワインと比べられ、ブラインドで飲めば一流ソムリエすら高いワインと間違える。

生産者(ドメーヌ)

ヴィーニャ・コノスル

1993年に設立のチリのヴィーニャ・コノスル。コノスルは「南の円錐」の意味。「南向きの円錐の形をした南米大陸から、世界に向けてニューワールドワインの魅力を発信していこう」というヴィジョンが込められている。

生産地(テロワール)

コノスル

チリの首都サンチアゴから南に約150kmセントラルヴァレーにある山側の畑(小石の多い沖積土壌)、沿岸部と南部にある畑(粘土質と花崗岩土壌)で栽培。最先端のテクノロジーを備えた醸造設備を備え、1998年から肥料や、害虫・病害・雑草の駆除において出来る限り自然なものを使用。畑にはガチョウ、羊、昆虫や、様々な植物が存在し、様々な植物や生物がひとつの環境に共生することで生態系が健康な状態で維持され、自然のサイクルに良い影響をもたらしている。

ブドウ品種(セパージュ)

ソーヴィニヨン・ブランはフランスのロワール地方で多く造られているブドウ品種。シャルドネに比べて温暖な気候を好む。チリの温暖と日照に恵まれ、南国の果実の香りが感じられるのが特徴。酸のシャープさが抑えられ、柔らかな飲み心地。コノスルは葡萄品種によって収穫方法が異なり、ソーヴィニヨン・ブランは80%を手摘みで収獲。

エチケット(ラベル)

自転車のエチケットは、畑に向かう農夫さんが自転車通勤。「自然のサイクルを尊重」というコンセプトが込められている。薄緑で自然そのもののエチケット。

味わい

一口目は酸味がないがキレがあり舌にどっしりする。味は少ないが余韻が美しく心地よい。2日目以降から酸が強くなり、味がハッキリ現れる。3日目はキレが増す。2、3日で飲み切るのがおすすめ。

おすすめのワイングラス

コノスル・ソーヴィニヨンブラン・ビシクレタ・レゼルバ

ワイン単体で飲むならスッキリする意味でスパークリング用のフルートグラスがおすすめ。次にシンプルな白ワイングラス。

料理とのマリアージュ

コノスル・ソーヴィニヨン・ブラン・ビシクレタ・レゼルバ

オリーブオイルと相性抜群
  • オリーブオイル ○
  • トマトソースのパスタ ○
  • リコッタチーズ ○
  • ペコリーノロマーノ △
  • 茄子の生姜醤油 △

公式のおすすめは寿司、鯛のカルパッチョ、スズキの包み焼き、カニクリームコロッケ、シーフードサラダ、ゴーヤーチャンプルー。実際に合わせてみて良かったマリアージュはパンやクッキーなどにオリーブオイルをつけて食べる。心地よい苦味が上がってくる。クセのないチーズと合わせると、ワインの個性がハッキリ現れて合う。逆にペコリーノは少し喧嘩する。

コノスル・ソーヴィニヨン・ブラン・ビシクレタ・レゼルバ

ソーヴィニヨン・ブランは生姜に合うと聞いていたので茄子の生姜醤油を試したが普通。互いに無関心、仮面夫婦。やはり醤油があるのでロゼワインのほうが合う。

コノスル・ソーヴィニヨンブラン・ビシクレタ・レゼルバ

意外とかなり良かったのが茄子のトマトパスタ。トマトの酸味と喧嘩すると思いきや、完全に並走する。

神の雫・ソムリエ評価

ソムリエの鈴木培稚(すずき ますぢ)さんが自身のYouTubeで格付けチェックにトライ。2000円のワインより複雑さボリューム感があって美味いと称賛。コノスルには3000円台の「20バレル」があるが、鈴木さんがブラインド・テイスティングしたらレゼルバのほうを20バレルと思い込んだ。

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