ワインの聖書

葡萄酒という神の雫への巡礼。家の飲みホームワイン。孤高のワインを届けます。

コノスル・カベルネ・ソーヴィニヨン・ビシクレタ・レゼルバ

コノスル・カベルネ・ソーヴィニヨン・ビシクレタ・レゼルバ

  • 生産者(ドメーヌ):ヴィーニャ・コノスル
  • 国:チリ
  • 生産地(テロワール):セントラル・ヴァレー
  • 年代(ヴィンテージ):2021年
  • 品種:カべルネ・ソーヴィニヨン主体
  • 栓:スクリューキャップ
  • 熟成:6ヶ月。30%フレンチオーク樽、70%ステンレスタンク
  • アルコール度数:13%
  • 飲み頃の温度:16℃~18℃
  • 楽天価格:794円(店舗:880円)

コノスルの中で最も売れているヘッドライナー。パワフルなカベルネではなく、5種類の葡萄品種をアッサンブラージュ(ブレンド)することでエレガントさを演出。ザ・赤ワインであるカベルネ・ソーヴィニヨンが苦手な人でも飲みやすい。

コノスルのシャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨン

シャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨン

フルボトルではなくテイスティングしてみたい人に187mlサイズがある。289円なので両方買って飲み比べてほしい。

生産者(ドメーヌ)

ヴィーニャ・コノスル

ヴィーニャ・コノスルは1993年の設立。コノスルは「南の円錐」の意味。ラベルの自転車はコノスルで働く従業員たちが広い葡萄畑の中を動き回るときの移動手段。自動車の排気ガスを出さないため、農夫さんたちは自転車を漕ぎながら美味しいワインをつくっている。

生産地(テロワール)

チリの「気候」と「適地適品種の栽培」が美味しさを造る

コノスルの葡萄畑は南北約900kmの範囲の40箇所に点在し、20種類の葡萄を栽培。面積は約2,000ヘクタール。東京ドーム427個が収まる。このワインは熟成6ヶ月。30%フレンチオーク樽、70%ステンレスタンクで熟成。企業努力の足跡が見える。

葡萄品種(セパージュ)

  • カべルネ・ソーヴィニヨン:87 %
  • メルロー:8%
  • カルメネール:2 %
  • シラー:2 %
  • マルベック:1 %

カべルネ・ソーヴィニヨンを主体にしながら全部で5種類の葡萄品種をブレンドしている。スポーツの団体戦のような総力戦。チリカベ単体だと重たくなりがたちだが、ブレンドによって見事な味わいを生み出している。

味わい

赤ワインの渋み、華やかさ、お花感がバランスよく伝わる。余韻もあり、少しずつエレガントさが広がる。

おすすめワイングラス 

コノスル・カベルネ・ソーヴィニヨン・ビシクレタ・レゼルバ

おすすめは右端のボルドーグラス

できればボルドーグラスがおすすめ。赤ワイン全般に言えるが、香りが充満するのでまろやかになる。容量が小さいグラスはクセの強さが際立つ。ボルドーグラスで飲むことで、味わいがまろやかになる。なければ容量が大きめの赤ワイングラスで。

料理とのマリアージュ

コノスル・カベルネ・ソーヴィニヨン・ビシクレタ・レゼルバ

  • 直火焼き牛サガリ:◎
  • ヒレカツ:⚪︎
  • カマンベールチーズ:⚪︎
  • スモークタン:△
  • サラミ:△
  • カキフライ:×

公式のおすすめはミートソースのパスタ、カマンベールチーズ、ビーフシチュー、サーロインステーキ、ロースカツ。最も良かったのはファミリーマートで買ったレンチンするだけの直火焼き牛サガリ。公式のサーロインに近い。肉と合わせるとワインのエレガントさが際立つ。農夫が金持ちの地主娘と結婚する逆玉の輿マリアージュ。ヒレカツも赤ワインのタンニンで脂が流されてグッド。スモークタンは特にマッチングしないが牡蠣フライは生臭さが強調されるのでBADコミュニケーション。

コノスル・カベルネ・ソーヴィニヨン・ビシクレタ・レゼルバ

白カビのカマンベールチーズとの相性もグッド。

神の雫・ソムリエ評価

『神の雫』でも登場し、価格の倍以上の価値があると賞賛。ソムリエの青池さんは強めの酸と程よいタンニンがある、ハンバーグや牛ステーキ、トマト系のパスタに合うとコメント。

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