
- 生産者(ドメーヌ):コンチャ・イ・トロ
- 国:チリ
- 生産地(テロワール):セントラル・ヴァレー
- ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
- 年代(ヴィンテージ):2023年
- 栓:スクリューキャップ
- アルコール度数:13.0%
- 飲み頃の温度:6〜10℃
- 合う料理:ペペロンチーノ、カマンベールチーズ、バジルサラダ
- 楽天価格:1,438円(税込)
貯蔵してあったワインの美味しさから盗み飲みが絶えなかったため、創立者が「この蔵には悪魔が棲んでいる」と噂し、ボトルに悪魔のロゴを入れるようになったカッシェロ・デル・ディアブロ。
洋ナシ、ライムなど柑橘系フルーツの香りが夏を呼ぶ。朝露の草原を風がなでた瞬間のように清らか。このクオリティで千円台。身分を隠した貴族のようなワイン。
味わい

心地よいハーブ香が織りなすブーケが、迷いのない意思を持って立ち昇る。鋭く、翼のような酸が舌を滑る。軽やかだが、ただの軽さではない。強い推進力を感じる。青空を駆ける小型の飛空艇。どこへでも行ける自由と、軌道を決して外さない意志がある。清く、冷たく、美しい。
「これ、いくらだと思いますか?」
ブラインド・テイスティングでこの一言を投げかけてみたい。多くの人が驚くだろう。このクオリティにして、千円台。身分を隠した貴族のような1本。
ポテンシャルを引き出すために、できるだけ良いワイングラスで飲むのがおすすめ。
料理とのマリアージュ

輸入社のKIRINのおすすめは、ホタテのカルパッチョ、牡蠣、二枚貝、エビ、カニなどの新鮮なシーフード。
おすすめは、ペペロンチーノ。白い皿の上、パスタがたゆたう。その上から、ワインが清流のように流れていく。ソーヴィニヨン・ブランの持つ「野生の個性」が、唐辛子とニンニクの香りに反応する。そして、一気に透明感が増す。岩にぶつかって泡立つ渓流が、ふたたび静けさを取り戻す瞬間のように、心地よいバランスが生まれる。

カルボナーラは正反対の個性の衝突。だからこそ面白い。濃厚な卵黄とチーズの海に、ワインの青い酸が一筋の稲妻のように走る。調和ではない。狩人が森を駆け抜けるような、緊張感のある美味しさが生まれる。カルボナーラに、野性が芽吹く。

カマンベールチーズも驚くほど相性がいい。ワインの酸が、カマンベールの表面を撫でるように溶かしていく。奥に眠るミルキーな甘みを引き出す。
バジルサラダは、ワインの流れの中で研ぎ澄まされていく。山の奥に湧く清流のように、洗われていく。
葡萄(セパージュ)

ソーヴィニヨン・ブランは、フランスのロワール地方で多く栽培される白ブドウ品種。トロピカルフルーツのように派手な果実味が前面に出る。一般的には、夏の青草の香りと表現される。シャルドネに比べ、温暖な気候を好むのが特徴。チリの恵まれた気候のもとで育つソーヴィニヨン・ブランは、豊富な日照と温暖な環境によって、南国の果実を思わせる香りが際立つ。一般的にシャープな酸を持つ品種だが、チリ産のものはその酸が穏やかになり、より柔らかな飲み心地に仕上がる。
生産者(ドメーヌ)

コンチャ・イ・トロ社は、チリ最大のワインメーカー。1883年にスペイン人のメルチョル・コンチャ・イ・トロが創業し、ボルドーからカベルネ・ソーヴィニヨン、ソーヴィニョン・ブラン、セミヨン、メルロー、カルメネールなどのブドウの株を持ち込んだ。メルローと混植されていたカルメネールを初めて単独で栽培した先駆者としても知られる。コスパ抜群のワインで人気を誇る「コノスル」「カーサ・スベルカソー」も手がけるなど、チリワイン界を牽引する最強ドメーヌ。
生産地(テロワール)

ソーヴィニヨン・ブランは、リマリ・ヴァレーなど複数の葡萄をブレンドしている。メインとなるセントラル・ヴァレーは、北のアコンカグアから南のマウレ川まで、南北350kmにわたる広大なワイン産地。19世紀からヨーロッパ品種の栽培が始まり、白ワイン用にはセミヨンやシャルドネ、赤ワイン用にはカベルネ・ソーヴィニヨンが多く栽培されている。
アンデス山脈と太平洋に挟まれた盆地に位置し、チリのワイン産地の中でも特に日照量が豊富。そのため、果実の凝縮感が高く、コクのあるワインが生まれる。世界的に人気の高い「コノスル」のカベルネ・ソーヴィニヨンやマルベックも、ここセントラル・ヴァレーで育ったブドウから造られている。
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