ワインの聖書

葡萄酒という神の雫への巡礼。家の飲みホームワイン。孤高のワインを届けます。

カッシェロ・デル・ディアブロ・カベルネ・ソーヴィニヨン〜悪魔が来たりて心を盗む

カッシェロ・デル・ディアブロ・カベルネ・ソーヴィニヨン

  • 生産者(ドメーヌ):コンチャ・イ・トロ
  • 国:チリ
  • 生産地(テロワール):マイポ・ヴァレー、コルチャグア・ヴァレーなど
  • ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
  • 年代(ヴィンテージ):2022年
  • 栓:スクリューキャップ
  • アルコール度数:13.5%
  • 楽天価格:1,494円(税込)

コンビニやスーパーで手に入るチリワイン。貯蔵してあったワインの美味しさから盗み飲みが絶えなかったため、創立者ドン・メルチョー氏が「この蔵には悪魔が棲んでいる」と噂し、ワインを守った伝説のワイン。カッシェロ・デル・ディアブロがスペイン語で「悪魔の蔵」の意味。漫画『ソムリエ』の店「LA MER」でも提供している。

生産者(ドメーヌ)

カッシェロ・デル・ディアブロ・カベルネ・ソーヴィニヨン

コンチャ・イ・トロ社は、チリ最大のワインメーカー。1883年にスペイン人のメルチョル・コンチャ・イ・トロが創業し、ボルドーからカベルネ・ソーヴィニヨン、ソーヴィニョン・ブラン、セミヨン、メルロー、カルメネールなどのブドウの株を持ち込んだ。メルローと混植されていたカルメネールを初めて単独で栽培した先駆者としても知られる。コスパ抜群のワインで人気を誇る「コノスル」「カーサ・スベルカソー」も手がけるなど、チリワイン界を牽引する最強ドメーヌ。

生産地(テロワール)

マイポ・ヴァレー(Maipo Valley

カッシェロ・デル・ディアブロ・カベルネ・ソーヴィニヨンは、いくつかの畑の葡萄をブレンド。中心となるのがマイポ・ヴァレー(Maipo Valley)。サンティアゴ近郊に位置するチリ最古のワイン産地の一つで、「チリワインの心臓部」とも称される。

地中海性気候で夏は暑く乾燥し、冬は比較的穏やかで雨が多い。日中の強い日差しと夜間の涼しさにより、色が濃く、香り高く、酸とのバランスが良いブドウが育つ。

沖積土壌で川が運んできた砂利混じりの砂や粘土、排水性がよく、根が深く張ることでストレスがかかり、品質の高い果実に育つ。

葡萄(セパージュ)

カーサ・スベルカソー・カベルネ・ソーヴィニヨン

チリのカベルネ・ソーヴィニヨンは「チリカベ」の愛称で親しまれる。濃厚な果実味、タンニンの渋みが少なく飲みやすい。コストパフォーマンスが高いことから1990年代のチリワインブームを作る盟主となった。チリカベは高いアルコール度数が特徴。

味わい

カッシェロ・デル・ディアブロ・カベルネ・ソーヴィニヨン

最初の一口は、しっかりとしたタンニンが舌の上をなぞり、荘厳な教会の石畳を歩く足音のように重みを感じさせる。そこに突如として現れるのがダークチェリーの香り。甘く、艶やかで、どこか懐かしい。重厚さのなかにある整った構造。どこか理性的で、美しい。

料理とのマリアージュ

カッシェロ・デル・ディアブロ・カベルネ・ソーヴィニヨン

餃子 × カッシェロ・デル・ディアブロ。ニラと豚肉の香ばしい油が、ワインのタンニンのエグ味を消す。口の中に残るのは、フルーティーさ。ベリーのような果実味が、餃子の味をやわらかく包みこみ、ワインが本来持つ優しさを、初めて露わにする。

ハンバーグ × カッシェロ・デル・ディアブロ。肉の旨味と、ワインのタンニン。どちらも主張はあるが、喉を通るとき、互いに一歩引いて、調和している。優しくて、誠実なペアリング。

カッシェロ・デル・ディアブロ・カベルネ・ソーヴィニヨン

公式(キリン)のおすすめは、赤身の肉料理、グリュイエールやブルーチーズなどの熟成チーズ。パスタのボンゴレ・ビアンコとも調和する。

プロの評価

日本一のテイスター大倉野泰造さんは、スミレの香りをカルディの匂いと表現。余韻が長く酸が強い。4,000円のワインと絶賛した。

ビーライト・ロゼも絶品

ソーヴィニヨン・ブランも逸品

ピノ・ノワールもおすすめ

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