
- 生産者(ドメーヌ):コンチャ・イ・トロ
- 国:チリ
- 生産地(テロワール):セントラル・ヴァレー
- ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
- 栓:スクリューキャップ
- アルコール度数:12.5%
- 店頭価格:640円
ローソンのエースワインであるカーサ・スベルカソーのソーヴィニヨン・ブラン。カーサ・スベルカソー のシャルドネや同じ同じコンチャ・イ・トロ社のコノスルと並んで銘酒と呼べる存在。この価格帯で提供しているのが信じられないくらい美味しい。
生産者(ドメーヌ)

コンチャ・イ・トロ。チリ最大のワインメーカー。1883年のスペイン人メルチョル・コンチャ・イ・トロによって創業され、ボルドーからカベルネ・ソーヴィニヨン、ソーヴィニョン・ブラン、セミヨン、メルロー、カルネメールの品種のブドウの株を仕入れた。メルローと混じって植えられていたカルメネールを初めて単体で植えた先駆者でもある。安旨ワインのトップランナーであるコノスルも手がける最強ドメーヌである。
生産地(テロワール)

セントラル・ヴァレーは北のアコンカグアから南のマウレ川まで南北350kmにわたるワイン産地。19世紀からヨーロッパ品種の栽培が始めた。白はセミヨンやシャルドネ、赤はカベルネ・ソーヴィニヨンが多い。アンデス山脈と太平洋に挟まれた盆地にあり、チリノンの中でも特に豊富な日照量からコクのあるワインができる。コノスルのカベルネ・ソーヴィニヨンやマルベックもセントラル・ヴァレーで栽培した葡萄。
葡萄品種(セパージュ)

ソーヴィニヨン・ブランは、フランスのロワール地方で多く栽培される白ブドウ品種。トロピカルフルーツのように派手な果実味が前面に出る。一般的には、夏の青草の香りと表現される。シャルドネに比べ、温暖な気候を好むのが特徴。チリの恵まれた気候のもとで育つソーヴィニヨン・ブランは、豊富な日照と温暖な環境によって、南国の果実を思わせる香りが際立つ。一般的にシャープな酸を持つ品種だが、チリ産のものはその酸が穏やかになり、より柔らかな飲み心地に仕上がる。
味わい

酸味がしっかりしており、果実味が少ないことで、心地いい苦みがある。苦みは強めだが嫌な感じがしない。酸味も苦味も頼もしく美味しい。
おすすめワイングラス

ソーヴィニヨン・ブランは清涼感のある香りと豊かな酸味がある葡萄品種。フレッシュな香りと酸味のバランスを整える縦長で先がすぼまったグラスがおすすめ。少し大きめのワイングラスにすることで、清々しい香りを際立たせながらワインが舌の中央を勢いよく直線的に流れ、酸味を和らげつつシャープな味わいと爽やかな果実味のバランスを整える。赤ワイン用のボルドーグラスの小さめがベスト。
料理とのマリアージュ

- ペペロンチーノ:◎
- 中華風パスタ:◯
- サバの味噌煮:◯
- 焼き鳥(塩):◯
- サラダチキン(ハーブ):○
- 焼き鳥(タレ):△
- ハラミ:△
- トンカツ:△
ラベルの裏に書いている公式のおすすめはサラダ、カルパッチョ。国際ワインコンクール審査員の藤野勝久さんのおすすめは「サラダチキン(ハーブ)」。最も良かったのはペペロンチーノ。イタリアンパセリのハーブの苦味とソーヴィニヨン・ブランの苦みが合わさってフルーティーになる。「夏草や兵どもが夢の跡」のマリアージュ。

サバの味噌煮も良かった。甘い味噌やタレが、ソーヴィニヨン・ブランの心地いい苦味でスッキリする。

サラダチキンは、ソーヴィニヨン・ブランのハーブと調和し、間違いない選択。

焼き鳥の塩は合うが、タレやトンカツなどインパクトの強いものは相性そこそこ。

豚バラ肉とネギだけのシンプルな中華風パスタとも相性抜群。簡単なパスタなので、ぜひ合わせてみてほしい。
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