ワインの聖書

葡萄酒という神の雫への巡礼。家の飲みホームワイン。孤高のワインを届けます。

シャトー・デュ・ラゴン〜スカーレット・ヨハンソンのマリアージュ

シャトー・デュ・ラゴン

  • 生産者(ドメーヌ):シャトー・デュ・ラゴン
  • 国:フランス(ボルドー
  • 生産地(テロワール):アントル・ドゥー・メール
  • 年代(ヴィンテージ):2022年
  • 品種:メルローカベルネ・ソーヴィニョン
  • 栓:スクリューキャップ
  • 熟成:記載なし
  • アルコール度数:12.5%
  • 飲み頃の温度:16℃
  • 価格:税込1,078円

ファミリーマートワイン feat. 神の雫の第7弾。以前から同商品が成城石井で売られている。ただし価格が1,859円で倍近い。アメリカでも販売されており17ドルなので同価格ほど。半額近くで売るファミマがいかに凄いか。

生産者(ドメーヌ)

シャトー・デュ・ラゴン

画像引用:Château du Ragon

日本で情報が少なく、フランスのGoogleで検索して公式サイトがあった。シャトー・デュ・ラゴンは家族経営のワイナリーで1957年に定住。240ヘクタールに広がるブドウ畑を抱えている。

生産地(テロワール

ガロンヌ川とドルドーニュ川の二つの大河に挟まれた150もの村からなるアントル・ドゥ・メール(2つの海の間)。神の雫キャンペーンの第1弾のデスパーニュと同じ。粘土石灰岩の丘陵地帯と台地で海洋性気候である。

葡萄品種(セパージュ)

シャトー・デュ・ラゴンとデスパーニュ・ルージュ

シャトー・デュ・ラゴンの葡萄品種はメルローカベルネ・ソーヴィニョン。完全なボルドーブレンドで比率は非公開。デスパーニュ・ルージュは軽やかな酸味、味わいのカベルネ・フランアッサンブラージュブレンド)している。シャトー・デュ・ラゴンのほうが甘い。より艶やかなのがデスパージュ・ルージュ。

エチケット

シャトー・デュ・ラゴン

淡い紅色でシャトーのデザインが描かれ、ヴィンテージの2022年とSCEA SORGES(シア・ソルゲス)社の文字。葡萄栽培を行う企業のようだ。デスパーニュの紅白のスクリューキャップも美しいが、シャトー・デュ・ラゴンのオレンジも鮮やかで見事。

味わい

デスパーニュほどは閉じていないがベストタイミングは開栓して1日後。華やかさが増してグッと美味しくなる。最初に感じるのが甘さ、そのあと赤ワインの酸味と果実味が来る。飲み終えたあとに舌が少しザラザラするので、気になる人は多いかもしれない。味の素を食べたあとのような感触と表現する人もいる。ワイン単体でも十分に美味しいが、料理を呼びたくなるワイン。

おすすめのワイングラス

シャトー・デュ・ラゴン

おすすめはボルドーグラス。縦長でストレートに口に入ってきたほうがスッキリ感があり、まろやかさが違う。やっぱりボルドーワインにはボルドーグラスが合う。

料理とのマリアージュ

シャトー・デュ・ラゴン

  • グラナ・パダーノ:◎
  • スライスチーズ:○
  • ロースト・ビーフ:○
  • 生ハム:△
  • チーズハンバーグ:△
  • ツナ缶:△
  • ビーフジャーキー:×

公式のおすすめは赤身肉やチーズ。成城石井はローストした肉やハードチーズと具体的。最も良かったのがハードチーズのグラナ・パダーノ。スライスチーズも悪くないが、チーズの力が強いほうがいい。ワインのザラザラ感が消えてエレガントな旨味だけが残る。ザ・マリアージュ。同じ発酵食品、二卵性双生児であるスカーレット・ヨハンソン。ロースト・ビーフもワインの華やかさを少しアップする。

シャトー・デュ・ラゴン

意外にも合わなかったのがビーフジャーキー。肉の臭さが強調されてしまう。ソムリエールの井出真利子さんは焼肉のタレと合う。脂質の多いハンバーグとも合うとコメント。

神の雫・ソムリエ評価

あれはいつだっただろう。思い出の片隅にあるイギリスの古い町。ハーフティンバーの鮮やかな壁には蔦が這い、リビングには暖炉がある。古い家具、セピア色の写真。愛犬とともに過ごす温かい安らぎの時。このワインは、過ぎし日の記憶の中に佇むカントリーハウスである。

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