
- 生産者(ドメーヌ):ボデガ・エル・エステコ
- 国:アルゼンチン
- 生産地(テロワール):カファジャテ
- 年代(ヴィンテージ):2024年
- 品種:マルベック
- 栓:スクリューキャップ
- アルコール度数:13.5%
- 飲み頃の温度:8〜10℃
- 合う料理:唐揚げ、シチュー、醤油ラーメン
- 販売価格:税込1,265円
トロンテスの葡萄で有名な「クマ・オーガニック」の赤ワイン。アルゼンチンの有名葡萄「マルベック」100%で造る。

夕暮れのアンデスの空気をそのまま封じ込めたような一杯。ボデガ・エル・エステコが贈る赤は、夜の静寂に似た深みと、果実の鼓動のような瑞々しさを併せ持つ。

エチケットのデザインは、ターコイズブルーのラベルに、金文字の「CUMA」。
中心には、小さな花々のあいだを舞うハチドリ。自然と共に生きるオーガニックの哲学が、目に見える形で息づいている。この小鳥は、アンデスの乾いた空に咲く命の象徴だ。その翼の一振りが、ワインにやさしさと生命のリズムを吹き込んでいるように思える。静かな夜に、グラスを傾けてみてほしい。アルゼンチンの風が、ゆっくりとあなたの心を撫でていく。
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味わい

ひと口含めば、小さな果実をプチッと指先で潰したような、透明な果汁が舌を伝って流れ出す。マルベックにありがちな重厚さではなく、しなやかで繊細。

若きダンサーが夜明け前の舞台で、まだ眠る街に一筋の光を描くよう。酸と果実味が静かに重なり、余韻はやさしい月明かりのように長く続く。
料理とのマリアージュ

- ハンバーグ:ソースの甘みを包み込み、ワインはエレガンスを纏う。
- キーマカレー:スパイスに負けず、果実味がふくらむ。
- トンカツ:脂をさらりと流し、後味に光を残す。
- カチョエペペ:黒胡椒の刺激を清流のように洗い流す。
- 枝豆:驚くほど調和し、清涼感が増す。
- 味噌豆乳鍋:まろやかさと深みが溶け合う。
- 焼きそば:香ばしさに寄り添い、親しみ深い幸福感をくれる。

最も相性が良いのは、ハンバーグ。ースの甘みを包み込み、ワインはエレガンスを纏う。

さすがカレーとの相性がいいマルベック。キーマカレーは、スパイスに負けず、果実味がふくらむ。

トンカツは、脂をさらりと流し、後味に光を残す。

パスタとの相性の良さは言うまでも無い。チーズと胡椒のローマ伝統のパスタ・カチョエペペは、黒胡椒の刺激を清流のように洗い流す。おつまみの枝豆も、驚くほど調和し、清涼感が増す。

意外にも和食と相性がいい。ちょっとピリ辛の味噌豆乳鍋も、まろやかさと深みが溶け合う。

麺全般と相性が良く、焼きそばは、香ばしさに寄り添い、親しみ深い幸福感をくれる。
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葡萄品種(セパージュ)
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マルベックは、主にフランス西南部のカオール地方で作られる葡萄品種。ただし、現在ではアルゼンチンが有名。世界のマルベックの栽培面積の75%以上を占める。小粒で果皮が厚いので濃い色と重たいタンニンが特徴。ポリフェノールの含有率が高く黒ワインと呼ばれる。ボルドーワインとブレンドされることも多い。赤身肉のステーキと合わせるのが定番で、『神の雫』の神咲雫はマルベックは味噌と合うと主張。味噌の濃厚な風味に負けないタンニンと発酵由来の香りが調和する。和牛カレーにも合わせた。
生産者(ドメーヌ)

ボデガ・エル・エステコ(Bodega El Esteco)は、アルゼンチン北部カルチャキ・バレーの中心地カファジャテに位置するワイナリー。1892年にブドウ栽培を開始して以来、標高1,700〜2,000m超の高地畑を舞台にワイン造りを続けてきた。昼夜の寒暖差が大きく、日照時間が長いという極端な環境が、果実に凝縮感と鮮明な個性を与える。

隔離された高地で育つブドウから生まれるワインは、力強いストラクチャーと豊かな果実味を備える。主力はアルゼンチンを代表するマルベックで、深みとボディを両立させる。一方、白は土着品種トロンテスが看板で、エレガントな辛口スタイルに仕上がる。さらに、オーガニック栽培のブドウを用いた「クマ(Cuma)」シリーズの人気が高い。
カファジャテ産ワインは「アルゼンチンワインの至宝」と称され、ボデガ・エル・エステコはその評価を牽引する存在。高標高テロワールのポテンシャルを正面から表現し、土地由来の純度と力強さを一貫して示している。
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生産地(テロワール)

カファジャテは、アルゼンチン北部サルタ州に位置するワイン産地として知られる街。カファジャテ渓谷と呼ばれる一帯は、侵食によって形成された壮大な地形が広がり、赤く切り立った岩壁が印象的な風景をつくり出す。白亜紀の地層が露出しており、恐竜の化石が見つかることもあるなど、自然と地質の両面で魅力にあふれた地域。
標高が高く、昼夜の寒暖差が大きい乾燥した気候は、ブドウ栽培に理想的な環境をもたらしている。この厳しくも恵まれた条件の中で育つブドウは、酸と果実味のバランスに優れ、凝縮感のあるワインを生み出す。カファジャテはアルゼンチンを代表するワイン産地のひとつとで、特に土着品種トロンテスの名産地として世界に知られている。

トロンテスから造られるワインは、花のように芳香豊かで、爽やかな酸味とエレガントな味わいが特徴。「ミシェル・トリノ」をはじめとする有名ワイナリーが多く存在し、カファジャテの名はアルゼンチンワインの品質と個性を象徴する存在となっている。
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