ワインの聖書

葡萄酒という神の雫への巡礼。家の飲みホームワイン。孤高のワインを届けます。

ベルディ・スプマンテ・ブリュット・トレッビアーノ〜ファミマ、春の野に吹く一陣の風

ベルディ・スプマンテ・ブリュット・トレッビアーノ〜ファミマ

  • 生産者:非公開
  • 国:イタリア
  • 生産地:エミリア・ロマーニャ州
  • 年代(ヴィンテージ):NV
  • 品種:トレッビアーノ
  • 栓:コルク
  • アルコール度数:11.0%
  • 飲み頃の温度:16℃
  • 販売価格:税込880円

『神の雫』とファミリーマートのコラボ第10弾《BELDI’》。ファミマのオリジナルワインで、晩春から初夏にピッタリな、やや辛口のスプマンテ(イタリアのスパークリング)。グラスの中に立ち昇る泡が、目覚めたばかりの若葉のように輝く。

味わい

ベルディ・スプマンテ・ブリュット・トレッビアーノ〜ファミマ

香りは控えめだが、芯がある。瑞々しい果実、ほんのりとしたビター感。甘酸っぱさのあとに訪れる、ほろ苦い別れのよう。味わいはドライでいて包容力がある。冷たいだけの辛口ではない。奥に、しなやかな果実の膨らみとハーブの清涼感が潜んでいる。

『神の雫』の原作者・亜樹直さんは「心を爽やかに癒してくれる名瀑―軽井沢・白糸の滝」と表現。軽井沢は2日前に行ったばかりだが、納得の表現。やや辛口。現在、ファミリーマートのスパークリングワインの売上は前年比115%と伸びている。神の雫とのコラボキャンペーンの「ベラムール」、「フィオリトゥーラ」が好調。それも納得のクオリティである。

葡萄(セパージュ)

ベルディ・スプマンテ・ブリュット・トレッビアーノ〜ファミマ

トレッビアーノは、イタリアを代表する白ワイン用のブドウ品種。生産量も多い。爽やかな酸味と軽やかな果実味が特徴で、若いうちに飲むフレッシュな白ワインに向いている。クセが少なく料理に合わせやすいため、日常の食卓で重宝される存在。品種自体はフランスではユニ・ブランと呼ばれ、コニャックなどの蒸留酒にも使われている。ワインとしてはシンプルで素朴な味わいだが、丁寧に造られたものはしっかりとした骨格とミネラル感を備える。価格も手頃で、気軽に楽しめるイタリア白の代表格といえる。

エチケット

ベルディ・スプマンテ・ブリュット・トレッビアーノ〜ファミマ
ベルディ・スプマンテ・ブリュット・トレッビアーノ〜ファミマ

ワインには珍しい緑。「新緑、若々しさ、力強さ」をイメージしている。

ワイン名のベルディはイタリア語で「美しい」という意味の“BELLO”、英語のdayにあたる  “Dì,” を掛け合わせた造語。“Beautiful Day”の意味。

プルテックス アンチ・オックス・シャンパン

1日で飲み切らない場合は、シャンパン・ストッパーで保存しよう。

生産地(テロワール)

ベルディ・スプマンテ・ブリュット・トレッビアーノ〜ファミマ

エミリア・ロマーニャ州はフェラーリ、マセラティなどが有名で、パルマ産生ハムやパルミジャーノ・レッジャーノの美食文化でも知られる。内陸性のエミリアと海洋性のロマーニャで気候・土壌が異なる。土壌と気候の影響で、サンジョヴェーゼ種のブドウが95%以上使用される赤ワインが主力。

ラベルにはRubicone(ルビコン川)の文字がある。カエサル(ジュリアス・シーザー)が「賽は投げられた(alea iacta est)」と言って渡った川として有名。

また「I.G.T.」の表記があり、これは「85%以上その土地で造られたもの」という意味なので、他の地域の葡萄も混ざっていると思われる。

生産者(ドメーヌ)

ベルディ・スプマンテ・ブリュット・トレッビアーノ〜ファミマ

生産者は非公開。輸入者(インポーター)は、日本アクセス。ファミマ×神の雫の最高の白ワイン「コア・ソーヴィニヨン・ブラン・マールボロ(ニュージーランド)」の輸入も手掛けており、流石の眼力と言わざるをえない。

料理とのマリアージュ

料理とのマリアージュ

公式のおすすめは、オリーブの盛り合わせ、イタリア産生ハム、カプレ、ペペロンチーノ、ジェノヴェーゼ、ハーブソーセージ(ボイル)、フレッシュトマトを使った料理、レモン風味の料理。

最も良いのはペペロンチーノ。ハーブ感がプラスされ、高級オリーブオイルをかけたような風味が生まれる。

ベルディ・スプマンテ・ブリュット・トレッビアーノ〜ファミマ、春の野に吹く一陣の風

パスタはカルボナーラも相性よし。卵とチーズの甘さにはビターな香りを、胡椒のスパイスには、まろやかさをプラスする。

オリーブの盛り合わせ、イタリア産生ハム、カプレ、ペペロンチーノ、ジェノヴェーゼ、ハーブソーセージ(ボイル)、フレッシュトマトを使った料理、レモン風味の料理

生ハムは、塩気と脂が舌を満たす前に泡がすっと入ってきて、リセットする。メロンと合わせたときの、官能的な甘塩っぱさ。

タコとバジルのサラダとは少し衝突する。だが、不協和音ではない。ぶつかり合い、火花を散らすような心地よい刺激。「喧嘩するほど仲がいい」という距離感。

ベルディ・スプマンテ・ブリュット・トレッビアーノ〜ファミマ、春の野に吹く一陣の風

ファミマで売っている食べ物なら、「たっぷりハムサンド」「ハムたまごロール」も悪くない。決して相性の良い組み合わせではないが、シンプルに炭酸が合う。真夏のサイダーを飲む心地よさ。

神の雫

朝霧に包まれた新緑の森。まだ誰もいない小道を抜けると、水音が近づいてくる。マイナスイオンに誘われて澄んだ沢をさかのぼると森の奥から無数の絹糸を束ねたような水のカーテンが現れた。いつまでも眺めたくなる日本の原風景。このワインは、心を爽やかに癒してくれる名瀑―軽井沢・白糸の滝である。

豆知識:スパークリングワインの糖度

  • ブリュット・ナチュール:残糖度0~3g/lの「極辛口
  • エクストラ・ブリュット:残糖度0~6g/l、糖分を添加しない「辛口
  • ブリュット:残糖度12g/l以下の「辛口
  • エクストラ・ドライ:残糖度12~17g/lの「やや辛口」←ここ
  • セック:残糖度17~32g/lの「薄甘口
  • ドゥミ・セック:残糖度32~50g/lの「やや甘口
  • ドゥー:残糖度50g/l以上の「甘口

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